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  11. 黄砂

黄砂

ジャパンナレッジで閲覧できる『黄砂』の日本大百科全書(ニッポニカ)のサンプルページ

黄砂
こうさ

中国大陸奥地のオルドス、ゴビなどの砂漠の砂が強風に舞い上げられ、上空の偏西風に流されて海を渡り、日本にまで飛んでくる現象。沖縄では赤霧(あかぎり)という。
黄砂は西日本ほど多い。そして同じ九州でも、長崎県五島地方は年間平均10日間は黄砂をみるが、九州東岸では2日間である。黄砂は冬から春にかけて多い。五島地方の黄砂日数は、1月0.2日、2月0.8日、3月2.5日、4月3.8日、5月2.0日、6月0.5日である。冬におこった黄砂が混じると、降る雪に色がつく。これを紅雪(べにゆき)または赤雪(あかゆき)とよんだりする。
黄砂に似た現象はほかにもあり、たとえばサハラ砂漠の砂が地中海を飛び越えてヨーロッパに広がることがある。それが雨に混じって降ったものは「血の雨」ともいう。
[平塚和夫]

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黄砂の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 99
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検索コンテンツ
1. 黄砂
日本大百科全書
沖縄では赤霧(あかぎり)という。 黄砂は西日本ほど多い。そして同じ九州でも、長崎県五島地方は年間平均10日間は黄砂をみるが、九州東岸では2日間である。黄砂は冬か ...
2. 黄砂
世界大百科事典
おもに中国北部の黄土地帯で風によって空高く舞い上がった細かな砂塵が大気中に広がり遠くにまで及ぶ現象,またはその細かな砂塵。このとき空は黄色あるいは黄褐色となり, ...
3. こう‐さ【黄砂/黄沙】
デジタル大辞泉
1 黄色い砂。 2 中国北西部で、黄色の砂塵(さじん)が強風に舞い上げられて空を覆い、風に運ばれながら徐々に降下する現象。3〜5月に多く、日本に及ぶこともある。 ...
4. こう‐さ[クヮウ:]【黄砂・黄沙】
日本国語大辞典
〔名〕(1)黄色い砂。*経国集〔827〕二〇・下毛野虫麻呂対策文・策問「冒〓公司 ...
5. こうさ【黄砂】
プログレッシブ和英
yellow sand 【合成語】黄砂現象the yellow sand phenomenon; Asian dust 日本では黄砂現象は春に起こることが多いY ...
6. こうさ【黄砂】
ポケプロ日中
沙尘 shāchén.  ...
7. 黄砂[環境]
イミダス 2016
砂塵嵐ともいう。黄砂の発生量は近年増加しており、その背景には内陸部の過剰耕作と過放牧による土壌劣化など、人間活動による砂漠化の進行が指摘されている。交通機関や農 ...
8. 黄砂[気象・海洋]
現代用語の基礎知識 2016
大陸に近い西日本だけでなく北海道にも飛来するようになった。その一因は砂漠化による大陸内部の裸地拡大で、黄砂発生域は近年中国東北部にも拡大している。また、温暖化で ...
9. 黄砂 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
。日本ではすでに江戸時代から「紅雪」「黄雪」など黄砂に関する記述が見られ、黄色い雪が降ったり、洗濯物が汚れたりといった影響を受けます。近年、黄砂発生の増加が問題 ...
10. 황사黃砂
ポケプロ韓日
[名詞]黄砂.  ...
11. おう‐さ[ワウ:]【黄砂】
日本国語大辞典
〔名〕〓こうさ(黄砂) ...
12. 黄砂情報[気象]
イミダス 2016
黄砂(yellow sand)は春に中国北部からモンゴルにかけての黄土地帯や砂漠などで上空に吹き上げられた大量の砂塵が降下してくる現象。発生地の中国大陸だけで ...
13. 黄砂に吹かれて
デジタル大辞泉プラス
日本のポピュラー音楽。歌は女性歌手、工藤静香。1989年発売。作詞:中島みゆき、作曲:後藤次利。太陽誘電株式会社のカセットテープ「That's OW」のCMソン ...
14. 黄砂現象
プログレッシブ和英
the yellow sand phenomenon; Asian dust 日本では黄砂現象は春に起こることが多いYellow sand from China ...
15. bai音声
ランダムハウス英和
n. 黄砂:中国奥地の砂漠から中国東部と日本の上空に,春と秋,風で流されてくる黄色い砂塵(さじん). ...
16. huángshā黄沙
ポケプロ中日
[名詞]【気象】黄砂.  ...
17. transbóundary pollútion
プログレッシブ英和
《環境》越境汚染(◇ 酸性雨・黄砂・地球温暖化など,国・地域を越境して影響を及ぼす汚染や環境被害). ...
18. yéllow dúst
プログレッシブ英和
黄砂. ...
19. かぜ【風】[標準語索引]
日本方言大辞典
ぜ海上でのかぜ:風あらし秋、冬に吹く西北のかぜ:風うらにし秋冬のかぜ:風ひあらし春先から吹く、黄砂を混じえた湿っぽいかぜ:風どろにし春先から吹く湿っぽいかぜ:風 ...
20. どろにし【泥西】[方言]
日本方言大辞典
春先から吹く、黄砂を混じえた湿っぽい風。 長崎県壱岐島915続壱岐島方言集(山口麻太郎)1937 ...
21. 赤雪
日本大百科全書
色づいた雪の総称。多くは赤っぽい色のついた雪のことで、日本では、春先に中国大陸の黄土地帯から舞い上った黄砂が雪に混ざって降った雪をさすことが多い。また、火山の噴 ...
22. あか‐ゆき【赤雪】
デジタル大辞泉
の表面に、微小な藻類が多量に繁殖して赤色になったもの。また、火山の噴煙や、春先に中国大陸からの黄砂に混じって降る雪。紅雪(こうせつ)。せきせつ。  ...
23. 雨
日本大百科全書
土砂が雨に混ざって降るもので、これは中国の黄砂(こうさ)やサハラ砂漠の土などが風に巻き上げられて降るものである。冬から春にかけて北陸地方の沿岸部などで雪に混ざっ ...
24. 雨
世界大百科事典
は冷たい雨のおもな原因である。すなわち,氷晶の心核となる氷晶核(半径0.1~1μm程度の陶土,黄砂,火山灰,粘土などの鉱物質)が0℃以下の雲中の水蒸気の多い(氷 ...
25. イエズス会士中国書簡集 4 社会編 307ページ
東洋文庫
は命令を出して、かれの歓迎式場と定められた地から六十リューに亘って、皇帝御自身に対すると同様に黄砂を道に敷かせました。 礼部が式場に定めた地(良郷城)は北京から ...
26. 岩坂泰信
JK Who's Who
砂漠や乾燥地域から飛来する黄砂の研究に先進的に着手し、大気中の微小粒子の性状が大気にどのような性質を与えるかを追究。電子顕微鏡を使い黄砂を粒子レベルで解明したり ...
27. エアロゾル[気象]
イミダス 2016
大気汚染に伴い健康被害をもたらすものとして注目されている。特に最近は、中国の砂漠化の進行と関連した黄砂現象(→「黄砂情報」)や、東南アジア・南アジアの焼畑や産業 ...
28. 越境汚染
ニッポニカ・プラス
2007年(平成19)春から夏に、西日本を中心に光化学スモッグ注意報が発令された。2013年にも関東を含む広域で黄砂とともに汚染物質が飛来、超微粒汚染物質「PM ...
29. 越境汚染(越境大気汚染)[イミダス編 社会・健康]
イミダス 2016
される。近年は、黄砂が汚染物質の運搬役となる危険性も指摘されている。日本は、酸性雨への対処として、東アジア酸性雨モニタリングネットワークを2001年から本格稼働 ...
30. 袁枚 十八世紀中国の詩人 81ページ
東洋文庫
しまいに手からとり落としたし、だいいち 欲走郊原散暑気扇の起す風そのものが黄砂いっぱいの焔のようだ。 曲江久絶昆明廃 ...
31. 煙霧
世界大百科事典
現在は各国とも法的な規制を行って大気汚染の防止につとめている。人間起源のばい塵のほか,火山性微塵,黄砂,海洋起源の塩分等も煙霧の原因となる。雨は大気中の微塵を洗 ...
32. えん‐む【煙霧】
日本国語大辞典
〕〈下中彌三郎〉「えんむ 煙霧 気象学上の用語で、水滴以外の浮遊物例へば沙漠地方から吹いて来る黄砂や、火山の噴煙等に依て、空気が濁り、遠望のかすむ現象」 ...
33. 煙霧[イミダス編 科学]
イミダス 2016
一時視程が2キロにまで落ち込んだ。空の色から中国大陸からの黄砂を疑う人が多かったが、黄砂は「煙霧」のうち、タクラマカン砂漠やゴビ砂漠など、東アジアの乾燥地帯に由 ...
34. 煙霧[気象・海洋]
現代用語の基礎知識 2016
表すために気象庁が国内向けに用いる15の用語のうちの一つ。エアロゾルが中国奥地やモンゴルからの土壌粒子であれば黄砂と呼ばれる。2013年3月10日午後、寒冷前線 ...
35. おもな四字熟語
日本大百科全書
序と善良な風俗や習わし。社会一般に認められる道徳観。黄塵万丈(こうじんばんじょう)(「黄塵」は黄砂による黄色い土埃)黄色い土けむりがもうもうと空高く立ちのぼるこ ...
36. 怪雨
日本大百科全書
色がついたり、異物が混じった雨。土砂が混じっている雨は泥雨(でいう)とよばれる。日本付近では、黄砂が原因のことが多く、雨後の樹葉などに灰色、黄褐色などの跡が残る ...
37. 開封(かいほう)
日本大百科全書
開封は六度にわたり水没した。うち二度は、戦乱の際、人為的に堤防を破壊したことによるものである。また風により黄砂(こうさ)が吹き上げられるため沙城(さじょう)(砂 ...
38. 過去のおもな異常気象
日本大百科全書
ランドの干魃、モンゴルの寒波・大雪 2002年 日本 暖冬・記録的な暖春で桜の開花の最早記録、黄砂日数最多 世界 東アジア・東南アジア・ヨーロッパの大雨・洪水  ...
39. 霞
日本大百科全書
るのは、大気中に細かな水滴やちりなどが平常よりは増えているときであり、気象的には薄い霧、もや、黄砂、煙などの場合が考えられる。どの場合も風が静かである。吹雪(ふ&nbnbsp;...
40. かみしちけんちょう【上七間町】愛知県:名古屋市/中区
日本歴史地名大系
の切を上七間町に改称したという(蓬州旧勝録)。すぐ西の本町の地面が黒色を呈するのに対し、赤土で黄砂が混じる。井戸水は良好(市譜)。酒商菱屋倉田新十郎、卒中溜飲に ...
41. 関東ローム層
日本大百科全書
ある。風塵には、火山の火口周辺の裸地から舞い上がったもの、火山以外の裸地から舞い上がったもの、黄砂(こうさ)のような遠方の大陸からもたらされたものがある。これら ...
42. 気象観測
日本大百科全書
雪あられ、氷あられ、霧雪、雹(ひょう)、霧、もや、地吹雪(じふぶき)など34の現象が入る。塵象は煙霧、黄砂、塵旋風(ちりせんぷう)など10種、光象は暈(かさ)、 ...
43. 気象災害
世界大百科事典
たっている。 比較的激しい異常気象現象としては,強風,大雨,大雪(吹雪),降ひょう,砂あらし,黄砂などがあり,激しいというよりは持続的な異常気象現象としては,季 ...
44. 九州地方
日本大百科全書
全体として温暖な多雨気候を示す。ジェット気流と偏西風が卓越し、揚子江(ようすこう)気団の発達する春先は黄砂の飛来で特色づけられる。梅雨も日本で一番早く、それに伴 ...
45. 空気
世界大百科事典
生物,花粉などが,微量の不純物として含まれる。塵埃の中には土砂の微粉末のほか,ときには火山灰,黄砂のような遠隔地の自然現象によるもの,また海上や海岸では海水の飛 ...
46. くどう-しずか【工藤静香】
日本人名大辞典
。62年うしろ髪ひかれ隊を結成,同年「禁断のテレパシー」でソロデビュー。ヒット曲に「恋一夜」「黄砂に吹かれて」など。63年,平成元年,2年と日本ゴールドディスク ...
47. 雲
世界大百科事典
微粒子や土壌物質などであるが,これらは大気中に十分に存在する。氷晶核として重要なものは鉱物質(黄砂,火山灰,粘土など)であるが,これらも1l中にふつう0.1個程 ...
48. 景徳鎮陶録 1 165ページ
東洋文庫
摯る。こうすれば窯焼が終った後、堤(妬足)は匝底に粘着することがない。又この渣餅を使用しないで黄砂の渣を盗足の下に敷くこともあるが、これでも盗足は匝底に粘着しな ...
49. 珪肺症[イミダス編 社会・健康]
イミダス 2016
着用することなどが必要で、定期的な胸部エックス線検査で早期に発見することが重要となる。シリカは黄砂の主成分でもある。イミダス編2011.05  ...
50. こう〔字音語素〕
日本国語大辞典
き。きいろ。五色の一つ。五行の一つ。/黄白、玄黄/黄落、黄濁/黄色(「おうしょく」とも)、黄砂、黄塵、黄土(「おうど」とも)、黄鶯、黄花、黄禍、黄巾、黄口、黄昏 ...
「黄砂」の情報だけではなく、「黄砂」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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