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桑田さんからの愛の言霊

2011-10-04

めっきり涼しく……というか、朝晩などはとーっても寒くなりましたね。北からは初雪のたよりも来ました。みなさま、風邪などお召しになっていませんか? 1か月ぶりのご無沙汰、かおるんです。私は“秋バテ”とやらで、せっかくの土日をほぼ部屋で過ごし、ふいにしました。あーあ。

なんて、言っておきながら、結局はこのために秋バテになったのかもしれません。某WOWOWがBSハイビジョン3チャンネルの開局を記念して10/1、2に「大開局祭」開催。なんと36時間無料放送してくれましたっ!つまり加入していない私でも、サザンの桑田佳祐さんの復活ライブを見られるというわけなのです。にゃはは(^ヮ^)。

ライブは東日本大震災から半年経った9月10日、11日に行なわれました。会場はなんと、震災で亡くなられた方々の遺体安置所となっていた宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)。大震災からの東北の「復興」と、食道がんからの桑田さんの「復活」を誓ったステージです。

オープニングは宮城・仙台といえばこの曲、さとう宗幸さんの「青葉城恋唄」のカバー。全員で黙とうをささげた後、桑田さんは最新アルバム『MUSICMAN』からのナンバーや、ソロやKUWATA BANDのヒット曲など合計27曲を、復帰ライブとは思えないくらいパワフルに歌い上げてくれました。

なかでも「栞(しおり)のテーマ」や「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」といった、ソロでは絶対聴けないサザンナンバーも盛り込まれていたのにはびっくり。私も会場にいるかのような気分になって、一人部屋で口ずさみながら、秋バテもなんのその、ノリノリ&涙腺ゆるみまくり状態で観ていました。時間は瞬く間に過ぎていき、気がつけば、アンコールへ突入。

まずは「それ行けベイビー!!」を元気に歌った桑田さん。唱歌の「故郷」をハーモニカで披露した後、最新アルバムから「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」を熱唱。それから私の大好きなソロナンバー「祭りのあと」。そしてラストを飾ったのが、サザンのあの名曲「希望の轍(わだち)」だったのです。この曲も絶対、ソロライブではお目にかかれません。

前のライブツアーを見ていたかおるんは、桑田さんが最後、観客へ向かって「死ぬなよ~」って言い残したことがとても印象的でした。4年の時を経て、桑田さんから出た言葉は「もうお別れはたくさんだよって言うなら、またこの場所で逢う約束をしよう」──会場にいるすべての人の心が、ゆっくりほぐれていく瞬間を見た気がしました。私事ですが、ここ1年で哀しいお別れをしたかおるんの心も、ゆっくりほぐれていきました。

「あきらめないで何事も 無理をしないで何もかも」──復活した桑田さんから復興する人々に向けた“愛の言霊(メッセージ)”。エンタテインメントのはかり知れない力を感じた、素敵な「復興&復活」ライブでした。

桑田さん、ほんとうにほんとうにすばらしい時間をありがとう。

(ってつまりは某WOWOWさん、ありがとう!ってことか???あ、加入ですか????? ちょ、ちょっと考えさせてくださいっ!)

2011-10-04 written by かおるん
お彼岸に、かおるんの地元、京都の梅小路公園で行なわれた「京都音楽博覧会」に行ってきました! 京都出身のロックバンド、くるりが開催している町中フェスティバル。残暑厳しい野外なのに、着物姿で熱唱した石川さゆりさんは、一生忘れません。「津軽海峡冬景色」すばらしかったです。