めざせ！4割減

毎日jp（毎日新聞社）、3/5の記事によると「禁煙・節酒・減塩・運動・適正体重でガンのリスクが４割程度減少」するという。

発表元は、国立がん研究センター。90年代後半に中高年だった男女約8万人を追跡した結果だそうだが、その内容というと、▽禁煙▽節酒（1日日本酒1合以下を週6日以内）▽塩分控えめの食事（タラコ4分の1腹を月1回程度）▽活発な活動（1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上）▽適正な体重（体格指数=BMI=が男性で21～27、女性で19～25）といったものである。

自分をあてはめてみると、かろうじて「適正な体重」である以外はアウトである。そろそろガンも気になるお年頃。こういった記事につい目がいってしまうことが多い。

ところで塩分のところ、よく見ると……「タラコ4分の1腹を月1回程度」とは、素人目にもずいぶんと控えめだ。とりあえずネットでちょちょっと調べると、商品毎の誤差はあるとして、4.6グラム/一腹というのが定説のようである。いっぽう塩分摂取量は1日10グラム以下が望ましいらしい。だとすると月に1/4腹はあまりにも少ない。

そこで国立がん研究センターに問い合わせてみたところ、タラコなどの塩分を多く含む食品は月1回程度にしましょう、という意味だとか。日常の食事でも、もちろんそれなりの塩分を摂取しているので、それ以外にタラコは月1回ということらしい。

となる、、、

タラコおにぎりも月1回。タラコスパも月1回、が望ましいのか。しかしタラコスパが月イチなら、カルボナーラなんて3か月に1回くらいしか食べられないような気がする。魚卵といえばイクラの醤油漬けだとか、カラスミなんかも、ダメ出し範疇だろう……。

と、塩分妄想をしていると切なくなるので、以下の報告をきちんと読んで、清く正しい生活を取り戻す努力をしたいと思う。

国立がん研究センター　予防研究グループ