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医療者の品格

2012-04-10

桜の花もまさにピークをむかえて、とっても綺麗! みなさんは、お花見されましたか? せっかく気持ちいい春なのに、私は少々体調を崩しぎみ。悲しいかな、病院通いをしているタカハタです(;_;)/

先日、MRI検査を受けました。みなさんご経験ありますか? MRIは磁気を利用して体内を縦横に撮影できる医療機器(ジャパンナレッジ「ニッポニカ」より)で、病巣の発見に力を発揮する優れものです。ただ、私はこの優秀な検査機器が苦手です。というのも、軽い閉所恐怖症があるため、あの狭いトンネルに入っていく感じが、どうにもイヤなのです。

検査の流れは簡単で、まずベッドに仰向けに寝て、ある程度体を固定し、磁石が埋め込まれたトンネル状の機器の中へ。中ではギコギコ、ガーガーと大きな音が鳴ってはいるものの、あとはそのまま動かずにいるだけで、痛くもかゆくもない。でも、私はそのトンネルが苦手。機器の新旧によっても形は違って、以前に受けた時は圧迫感のないタイプで大丈夫だったのに、今回は割と狭くて深くまで入っていくタイプ。その閉塞感と圧迫感が耐えがたく……。案の定、トンネルに入ってしばらくしたら、心臓がバクバクしだして、ちょっとしたパニックに\(゜ロ\)(/ロ゜)/ そして、手もとの緊急用ボタンを押して、検査をばっさり中断してしまいました。とほほ。

情けないやら動悸はするやらヨレヨレになっていると、担当の先生と検査技師さんは、嫌な顔もせず冗談をいってリラックスさせてくれ、「深呼吸して目を閉じれば大丈夫だから、もう一回やろう!」と。そして、検査中もしばらく横にいて「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれました。先生があんまり優しいので、トンネルの中で私ちょっと泣いちゃいましたよ。そんなこんなで、人騒がせなMRI検査は無事に終了しました。

近ごろ、病院に行くたびに幻滅することが多かったんです。素晴らしい先生も沢山いるはずなのに、なかなかめぐり会えなくて。医者は激務だろうし、人の命と関わる大変なお仕事だと思います。だとしても、ろくに人の話も聞かない、目も見ない、質問すればイヤな顔……。これじゃあんまりだ! と憤っていたときに、素敵な先生に出会えてほっとしました。少なくとも、病院には具合が悪くて不安を抱えた人が行くのだから、少しでも安心できて前向きになれるよう、後押ししてくれる病院や先生が増えてほしい!

2012-04-10 written by タカハタ
この季節、桜とともに目にとまるのは、真新しいスーツを着た新入生や新入社員のみなさん! 昔を想い出し、懐かしくなって胸がキュンとします☆ あの頃のフレッシュな気持ちを取り戻したいものです!