ジャパンナレッジNEWS

辞書に関係あることも ないことも ごった煮でお届けする 公式だけどオフィシャル感のない スタッフブログ的サイト。登録いただければ メールでもお送りします。
ジャパンナレッジ会員ならナレッジサーチャー(ジャパンナレッジ簡易検索)使えます。

どの雛あられがお好み?

2014-03-04

3月に突入しました。まだ寒さが厳しいですが、暦の上ではもう春ですね。昨日は3月3日ひなまつり、1年に一度の女の子のための日。もう女の子という年齢ではないマツオカも、子どもの頃は雛飾りを出して雛あられや甘酒を楽しんだ思い出があります。

とくに雛あられは大人になった今でも私の大好物。しかし子どもの頃から食べ親しんでいたこの雛あられが、東京ではあまり見かけないということに最近気づいたのです!関西で雛あられといえば、砂糖やチョコレートがコーティングされた甘いものから塩味や海苔のついたしょっぱいものなど、さまざまな味が楽しめる真ん丸の小粒のあられ。でも、東京でよく見かけるのは米粒のような細い長い形で、食べてみると歯ごたえもあまりなく全部同じ甘い味。あられというより、ポン菓子に近いのかな。これは衝撃でした…。また、名古屋では円柱状の形をした甘い味の雛あられが販売されているらしいです。

なぜ、地域によって見た目も味も違いがあるのでしょう。一説では、奈良時代に京都の菓子職人が宮人の雛祭りのために作った雛あられが原点で、原型に近いものが関西風の雛あられ。それをアレンジしたのが関東風の雛あられとされているようです。ただやっぱり女の子の行事だけに、どの地方も可愛らしくてカラフルな色あいは同じみたいですね。各地の雛あられをほお張って、懐かしい子どもの頃の思い出を振り返った2014年の雛祭りでした。

ジャパンナレッジの人気連載『日本語、どうでしょう?』でも、今回は雛祭りの話題を取り上げています。ぜひ、お楽しみください☆

2014-03-04 written by マツオカ
もう雛飾りの片付けを始められているご家庭もあるのでは??