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「花冷え」って何℃??

2015-04-15

4月にもかかわらず寒く不安定な天気になる日が多く、なかなか自宅のこた つをしまう覚悟ができないマツオカです。 こういう天候を「花冷え」と呼ぶのでしょうか。 しかしこの「花冷え」という言葉は、つくづく美しい響きの日本語だと思い ませんか。 実は天候を表す以外にも、日本酒の温度を表す言葉でもあります。

日本酒には、実にさまざまな飲み頃の温度とその呼び名があります。 30℃は「日向燗(ひなたかん)」、35℃は「人肌燗(ひとはだかん)」、40℃ は「ぬる燗」、45℃は「上燗(じょうかん)」、50℃は「熱燗」、55℃は 「飛びきり燗」と、お燗だけでも6種類も!

冷やにも、0℃の「みぞれ酒」、5℃の「雪冷え(ゆきひえ)」、15℃の「涼 冷え(すずひえ)」、そして10℃の「花冷え」とあります。 それぞれの温度で全く違った香りや味わいが楽しめるなんて、やっぱり日本 酒って奥深いですよね。そして、どの呼び名も粋! たまには気取って、こんな呼び名で日本酒を注文してみたいものです。

2015-04-15 written by マツオカ
そろそろ、燗から冷やで日本酒を楽しめる季節! さっそく飲みに行きたいマツオカがお届けしました。