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川越まつりに行ってきた!

2015-10-20

みなさん、こんばんは! 東京地方、気持ちのよい晴れの日が続いています。ここ、神田神保町では、もうすぐ毎年恒例の古本市やブックフェスティバルが行なわれます。読書の秋、本を読みましょう! かおるんです。

さてこの週末、かおるんは埼玉の川越市で行なわれた「川越まつり」に行ってきました。最近では、東武東上線が東京メトロ副都心線と東急東横線とつながったりしてアクセスがいっそう便利になり、小江戸・川越は都心から身近な観光地として定着しています。

なぜ、川越が「小江戸」と呼ばれるようになったのか。1457年に築城された川越城は小田原北条氏の滅亡後、1590年の家康の関東入府によって徳川氏の城となったそうで、

「江戸に近く、北方の守城として重視され、歴代の城主は譜代の重臣が配置された。城下町は川越藩主松平信綱によって整備され、市(いち)が開かれ、江戸との間には川越街道や新河岸(しんがし)川の舟運が開かれ、このような関係から『小江戸』ともよばれた」(「ニッポニカ」)んだとか。

川越まつりは、慶安元年(1648)、当時の藩主松平信綱が神輿や太鼓等を寄進し、氷川神社の祭礼を奨励したことが起源。元禄期、とある氏子町が江戸の祭礼にならい、初めて踊り屋台を披露。天保期には城下10か町に人形山車が登場。いまの祭りの儀式やしきたりは、文化・文政期のものがルーツになっているそうです。

祭りの最大の特徴はなんといっても豪華絢爛な山車。高さ8メートル以上、重さ5~6トン。二層の鉾からなっていて、いちばん上にそれぞれの町のシンボルとなる人形がのっかっています。人形は翁に鏡獅子、弁慶に徳川家光とバラエティ豊か。人形部分はエレベーター構造になっていて、その理由は「城の門をくぐる際に伸び縮みできるようにした仕掛け」(「川越まつり」HPより)なんだそう。いまでも山車の通る通りの信号は、衝突を避けるため折り畳み式になっています。山車の総数は29台。そのうち15台くらいが祭りに登場します。

さて、かおるんが堪能したのは「夜の曳っかわせ」。山車と山車が出会うと、お互いに正面の囃子台を向けて踊りやお囃子を競うというもの。勝ち負けはないのですが、五人のお囃子(笛、大太鼓、締太鼓、鉦)と舞い手一人が力いっぱい技を披露。観客はお囃子衆たちの熱演に大興奮。四つ角などでは5台くらいの山車が出会うときもあるんだとか。

かおるんも受検し続けている、「江戸文化歴史検定」。今年は10回目のアニバーサリー。お題は「祭りだ!わっしょい~江戸の祭礼と歳時~」。申し込みは締め切られましたが、当日、飛び入り受検が可能! 江戸好きな方も、お祭り大好きな方も、11/3(祝)文化の日、お時間と気合があれば、ぜひ御茶ノ水の明治大学へ!

2015-10-20 written by かおるん
インフルエンザの予防接種。黙々と注射をこなすお医者さん、きっと上手だったんでしょう、唇をかみしめながら針がさされるのを待っていたのですが、痛みゼロ。ニュースではスプレー型のワクチンが開発されたとのこと。早く試したいものです。