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オタクのめざすところは?

2016-02-19

神は細部に宿るという。Webサイトならばソースコードに神が宿るということか。
これは完全にオリジナルな命題。そんなことを思い浮かべるのも、たとえばワードの文章でスペースによる字下げとインデントによる字下げが混在しているとイライラしたり、パワーポイントではオブジェクトの右揃えや左揃えを多用したりするめんどくさいタイプだからだろう。

そこへきて最近のWebサイトは「構造化」が必須と言っても過言ではない。ここで言うところの構造化とは例えば、見出し語や語釈にコンピュータが理解できる目印が入っている、ということ。この目印があるから見出し語を範囲とした検索ができたり、あるいはレスポンシブデザインに対応したりできる。

ソースコードオタクの本領発揮である。

がしかし、検索しやすい、スマホでも見やすい、デザインもやりやすい、となってくると、だんだん似たような構造になるのでは、と最近思い始めてきた。とりわけジャパンナレッジだと扱う内容が辞書・辞典なので、なおさら似たような作りになるような気がしてならない。

若者のクルマ離れにはいろいろな要因があると思うが、似たような車が多くなったのもそのひとつでは。燃費、空力性能、居住性といった指標に対して満足度を上げようとすればするほど同じような曲線、同じような性能、どこかで見たことのあるインテリアとなるに違いない。

クルマだと最近気になるのは電気自動車や燃料電池車。プリウスタクシーに乗るくらいしか経験はないのだが、ガソリンエンジンとは違う次元の楽しみがあるらしい。プリウスには乗りたいとは思わない。絶対購入できないのだがテスラに断然興味がある。なんだか異次元の加速を体感できるとか。それも日本じゃ無理なんだろうけどね。

Web業界もまた新しい指標、トレンドがすぐに出てくることだろう。「構造化」で検索すると最近はただタグづけするだけじゃなく、そこの意味を明確に定義するようなややこしい記述方法があるらしい。嗚呼メンドクサイ。facebookのOGPタグのグーグル版のようなものか?

これはこれで「すべての道はグーグルに通ずる」みたいなところが、非常に気持ち悪いところではあるが、いまのところはグーグル様に従うしかない。日々改善。全部取り入れるわけにはいかないだろうが、同じ指標に固執することなく新しいものに目を向けていきたい。

2016-02-19 written by テツマザキ
ここ数年、HTMLやらスクリプト言語やらをいじくり回すようになったのですが、たいへんよくできてる反面、少々間違っていてもエラーにならないようなところもあって、そのあたり、ソースコードオタクとしてはすごく気になるんですよねぇ。