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魚と「かず」の日本語

2017-08-26

むしむしと暑い陽気がつづく今日この頃、皆さまは元気にお過ごしでしょうか?

今回お送りさせていただくのは、家とのオンオフが激しく外では元気モリモリな私。ただいまネットアドバンスさんでインターンシップ生としてお世話になっている、クボユキと申します!女子大生です!

最近、釣りに熱中しております。
といっても、まだたったの2回ほどしか行けていませんが。

昔から父に連れられ釣り堀でニジマスを釣ったり、先輩と海で餌釣りをしたり、釣りカフェに行ったり、ちょくちょくと人のお供はしていました。しかし本格的にラインの結び方やルアーのつけ方、竿の振り方を教えていただいたのは初めてで、一から十まで自分の力で釣ることができた最初の一匹の嬉しさは忘れられません。
今回は海に帰しましたが、何尾か釣れるようになれば、美味しくいただきたいなと思っています。

ところで上記の文中、魚の数え方が一つでなかったことにお気づきでしょうか。実は、「匹」と「尾」で使い分けているのです。ジャパンナレッジ『数え方の辞典』にて改めて定義を知り、感心したため、ご紹介させていただきます。

魚は生きている状態では「」で、水揚げされた魚、釣りの獲物や料理の材料としての魚は「」で数えます。 カツオの一本釣り、というように「」で数えることもあります。
また、魚の形状や性質、調理によっても数え方が変わります。例えばサンマやイワシなど細い魚は「」、ヒラメやカレイなど平面的な魚は「」、イカやタコは「」で数えますし、マグロのブロックは「(冊でさく、とも)」と数えます。お寿司は「一」といいますよね…これは魚とはちょっと違うでしょうか?(笑)
釣った魚100匹で「1(いっそく)」、白魚など小さな魚20匹で「ちょぼ」など、数でも変わるようです。

普段は気にせず使っていますが、魚だけでこんなに数えの種類があるなんて、日本語って本当に面白いなあと思います。
『数え方の辞典』で皆さまもぜひ、身の回りにあるものの「数え方」を調べてみてはいかがでしょう? 「魚(うお)の目に水見えず」ということわざのごとく、身近なものほどびっくりする発見があるかもしれません!

私は次の釣りまでにスーパーでアジを何尾か調達し、三枚おろしの特訓をしたいと思います!以上、クボユキでした。

2017-08-26 written by ゲスト
初めて釣った一匹はカサゴでした。丸ごと煮つけの一にするか、お味噌汁に入れて家族で一ずついただくか、はたまたお刺身にして贅沢にふた切れまとめて口に放り込むか…どんな食べ方も魅力的で、次が待ち遠しいクボユキです。ありがとうございました!