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ひつじぐさ【未草】

読者カード 用例 2016年09月20日 公開

2015年03月11日 古書人さん投稿

用例:白鮮(ヒツシクサ)
『類集文字抄(「続群書類従(巻第890)」より)』 15C中年 乙夜刃丸
語釈:〔名〕スイレン科の多年生水草。各地の池沼に生える。泥中の根茎から出た葉は長柄をもち水面に浮かぶ。葉身は光沢があり卵状楕円形で基部はやじり形に深く切れ込む。夏、根茎から細長い花柄を水面上に伸ばし、ハスに似た径五センチメートルぐらいの白い花をつける。花後、花柄はらせん状に曲がって水中に沈み卵円形で海綿質の果実を結ぶ。和名は、未(ひつじ)の刻(午後二時)頃に花が開くことからとされるが、開花の時間は必ずしも一定ではない。夜は閉じる。漢名、睡蓮・子午蓮。学名はNymphaea tetragona var. angusta 《季・夏》

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『大和本草』(1709)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、200年ぐらいはさかのぼりそうですね。

著書・作品名:類集文字抄(「続群書類従(巻第890)」より)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):15C中年

著者・作者:乙夜刃丸

掲載ページなど:320ページ

発行元:続群書類従完成会