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せきしょう【石菖】

読者カード 用例 2016年09月20日 公開

2015年03月11日 古書人さん投稿

用例:石菖(セキシャウ)
『類集文字抄』 15C中年 乙夜刃丸
語釈:〔名〕サトイモ科の常緑多年草。本州中部以西の各地の渓流のふちに群生する。葉は根茎から群がって生え、二列に互生。葉身は長さ二〇〜五〇センチメートルの細い線形で中脈がない。夏、葉間から高さ一〇〜三〇センチメートルの花茎を出し、長さ五〜一〇センチメートルの円柱状で淡黄色の肉穂花序をつける。花序の基部からへら状の苞葉(ほうよう)が一個出る。花は小さく、両性または単性。根は健胃・駆虫・鎮痛薬に使う。アリスガワゼキショウ、コウライゼキショウ、ビロードゼキショウ、マサムネゼキショウなど、多くの園芸品種があり、庭園に栽培され、また盆栽にされる。漢名、菖蒲、石菖、石菖蒲。学名はAcorus gramineus 《季・夏》

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、『神道集』(1358頃)からの例が早いのですが、読みの分かる例としては狂言の例よりもさかのぼりますね。

著書・作品名:類集文字抄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):15C中年

著者・作者:乙夜刃丸

掲載ページなど:320ページ(「続群書類従(巻第890)」より)

発行元:続群書類従完成会