じょうきゅうのみだれ【承久の乱】
読者カード 項目 2017年01月24日 公開
用例: | 承久(せうきう)のみだれに、光親卿、此所にて失はれ給ひしに、辞世の頌有。 |
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『千種日記(巻第一 東海道記)』 1683年 著者不詳 | |
語釈: | 承久三年(一二二一)、源頼朝の死後相次ぐ鎌倉幕府内の政争に乗じ、後鳥羽上皇が討幕の兵をあげた事件。北条政子以下の幕府方の結束は強く、約一か月で朝廷方は大敗し、後鳥羽・土御門・順徳の三上皇は配流。のち、幕府は監視のため六波羅探題を設置、公家方の没収所領への地頭を配置するなど、幕府の絶対的優位が確立した。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、「らん」「みだれ」が一緒に立項されていますが、用例は確例ではないので、実際にはどのように読んだかわからないままですが、これは「みだれ」の確例となりますね。
著書・作品名:千種日記(巻第一 東海道記)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1683年
著者・作者:著者不詳
掲載ページなど:29ページ
発行元:古典文庫