日国友の会



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つ【津】

読者カード 用例 2017年03月15日 公開

2015年06月24日 古書人さん投稿

用例:安濃の津を過ぎて野あり、豊久野といふ。
『千種日記(巻第一 東海道記)』 1683年 著者不詳
語釈:【二】三重県中東部の地名。県庁所在地。伊勢湾に面し、伊勢平野の中央部を占める。中世までは日本三津の一つに数えられ、室町時代には対明貿易で栄えた。江戸時代は、藤堂氏三十二万石の城下町、伊勢別街道・伊賀街道との結節点にある伊勢(参宮)街道の宿場町として繁栄。真宗高田派の本山、専修(せんじゅ)寺などがある。明治二二年(一八八九)市制。旧名安濃津(阿野津)。

コメント:解釈2の初事例です

編集部:第2版では、滑稽本『東海道中膝栗毛』(1802ー09)からの例が添えられていますが、さらに、119年さかのぼることになります。

著書・作品名:千種日記(巻第一 東海道記)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1683年

著者・作者:著者不詳

掲載ページなど:56ページ

発行元:古典文庫