おんじょうじ【園城寺】
読者カード 用例 2017年03月15日 公開
用例: | こゝより右に行きて園城寺(おんじゃうじ)に至る。 |
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『千種日記(巻第一 東海道記)』 1683年 著者不詳 | |
語釈: | (一)滋賀県大津市園城寺町にある天台寺門宗の総本山。山号は長等山。大友皇子(弘文天皇)の子大友与多王の草創という。貞観元年(八五九)智証大師円珍が延暦寺別院として再興し、天台修験の根本道場となる。正暦四年(九九三)天台宗内の争いから延暦寺と分かれて対立するようになった。その後延暦寺が山または山門と呼ばれるのに対し、寺または寺門と呼ばれる。何度も兵火を浴びたが慶長三年(一五九八)復興。金堂、光浄院客殿、勧学院客殿、智証大師坐像、不動明王像(黄不動尊)などの国宝がある。御井寺。三井寺。 |
コメント:解釈1の事例で遡ります
編集部:2008年3月15日付けでで、『都名所図会 上巻』(1780)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、97年さかのぼることになります。
著書・作品名:千種日記(巻第一 東海道記)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1683年
著者・作者:著者不詳
掲載ページなど:65ページ
発行元:古典文庫