ぎおんどうふ【祇園豆腐】
読者カード 用例 2017年03月22日 公開
用例: | 祇園に帰りて鳥居の傍なる茶屋に休みて、伴ふ人呼びて「豆腐食ひ給へや、祇園豆腐とて名物にて侍るに、こゝへも其酒出せ」などぞいふなり。 |
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『千種日記(巻第二 洛陽留止記)』 1683年 著者不詳 | |
語釈: | 〔名〕田楽豆腐の一つ。豆腐を串に刺して焼き、練りみそを塗って道明寺粉をかけたもの。京都の祇園社(今の八坂神社)の鳥居の前の二軒茶屋で売り出したところからいう。 |
コメント:遡ります
編集部:第2版では、随筆『本朝世事談綺』(1733)からの例が早いのですが、さらに、50年さかのぼることになります。
著書・作品名:千種日記(巻第二 洛陽留止記)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1683年
著者・作者:著者不詳
掲載ページなど:84ページ
発行元:古典文庫