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さかい【堺】

読者カード 用例 2017年04月05日 公開

2015年08月03日 古書人さん投稿

用例:南に堺の町。なをその南に紀の国の山々みゆる。
『千種日記(巻第三 従洛陽到有馬記)』 1683年 著者不詳
語釈:(一)(和泉国と摂津、河内両国との境にあったために呼ばれた)大阪府中部の地名。大和川を隔てて大阪市に隣接。古くから西高野、熊野などの街道が通じ、鎌倉時代から瀬戸内海の要港として知られた。室町時代には対明、対南蛮貿易が盛んとなり、富商を中心とする自由都市を形成。豊臣秀吉、徳川家康も共にここを直轄地とした。明治時代以後、綿糸、刃物の在来工業を基礎に金属、繊維の近代工業が発達。第二次世界大戦後は鉄鋼、石油化学工業が立地する臨海工業地帯が造成された。大鳥神社、家原寺(えばらじ)、百舌鳥八幡宮(もずはちまんぐう)、仁徳天皇陵などがある。明治二二年(一八八九)市制。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:2008年5月19日付けで、『拾遺都名所図会』(1787)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、104年さかのぼることになります。

著書・作品名:千種日記(巻第三 従洛陽到有馬記)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1683年

著者・作者:著者不詳

掲載ページなど:152ページ

発行元:古典文庫