およぐ【泳】
読者カード 用例 2017年04月11日 公開
用例: | 今、天下一統の化に生れて、文章さかむに起る世といへども、たゞしくこの道に歩みて其深きに泳ぐ人なし。 |
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『千種日記(巻第四 摂州有馬留止記)』 1683年 著者不詳 | |
語釈: | 〔自ガ五(四)〕思いのままに楽しむ。 |
コメント:解釈3のイの事例で遡ります
編集部:第2版の(3)は「巧みに水中を遊泳するように、物事をうまく処理していくことを比喩的にいう」となっているので、この例には違いないのですが、(イ)の「巧みに世渡りをする。ある社会に身を処して過ごしていく」となると、少し違ってきますね。似た例を探して新たなサブブランチを設けたいところです。
著書・作品名:千種日記(巻第四 摂州有馬留止記)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1683年
著者・作者:著者不詳
掲載ページなど:189ページ
発行元:古典文庫