日国友の会



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ソーシャルダンピング

読者カード 用例 2017年04月24日 公開

2015年08月25日 古書人さん投稿

用例:此の軍事的な重化学工業の発展は、公債政策を支柱とする軍事インフレ、世界市場に対するソシヤル・ダンピンゲ、租税の増大、労働者農民大衆の生活の犠牲によって達成せられたものである。
『太平洋戦争と日本帝国主義(「言論」(六月号)より)』 1946年6月5日 野口八郎
語釈: 〔名〕(英 social dumping)一国が賃金、労働時間、社会保険などの労働条件を不当に下げることによって生産コストを引き下げ、他国に対して輸出品を廉価で売ること。第二次世界大戦前、別名日本ダンピングとして綿製品の輸出がある。

コメント:僅かですが遡ります

編集部:2007年2月22日付けで、末広鉄男さんに、『現代用語の基礎知識』(1948)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、2年さかのぼることになります。

著書・作品名:太平洋戦争と日本帝国主義(「言論」(六月号)より)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1946年6月5日

著者・作者:野口八郎

掲載ページなど:30ページ

発行元:高山書院