だいふうしゆ【大風子油】
読者カード 用例 2017年05月15日 公開
用例: | 他ノ治癩剤ハ有名ノ大風子油ニシテ古来印度支那ニテモ之ヲ使用シ |
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『日本大家処方新書』 1897年9月15日 河野敏人 | |
語釈: | 〔名〕大風子の種子から得られる脂肪油。新しいうちは無味無臭の白色軟膏状だが、やがて黄色くなって独得の臭気を発するようになる。かつてはハンセン病の治療に用いられたが、抗生物質の進歩により、最近はほとんど用いられていない。 |
コメント:遡ります
編集部:第2版では、北条民雄『間木老人』(1935)からの例が添えられていますが、さらに、38年さかのぼることになります。
著書・作品名:日本大家処方新書
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1897年9月15日
著者・作者:河野敏人
掲載ページなど:119ページ
発行元:誠之堂書店