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さくさんカルシウム【酢酸―】

読者カード 用例 2017年10月21日 公開

2016年04月06日 古書人さん投稿

用例:先ツ之ニ石炭ヲ加フレハ醋酸ハ「カルシウム」ト化合シ醋酸「カルシウム」ヲ生シ「アルコール」中ヨリ分離スルカ故ニ再ヒ之ヲ蒸溜スレハ殆ト純粋ノ「アルコール」ヲ得ヘシト雖トモ
『中等教育 有機化学』 1891年4月29日 鳥居烋夫
語釈:〔名〕(カルシウムはオランダ・英 calcium)カルシウムの酢酸塩。化学式はCa(CH3COO)2 無色の結晶。水酸化カルシウムに酢酸を作用させてつくる。他に二水塩、無水塩がある。医薬品、アセトン、酢酸塩などの製造、織物の捺染(なっせん)剤などに用いられる。酢酸石灰。酢石。

コメント:遡ります

編集部:2007年9月2日付けで、末広鉄男さんに、 佐久間哲三郎『商品科学事典』(1950)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、59年さかのぼることになります。

著書・作品名:中等教育 有機化学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1891年4月29日

著者・作者:鳥居烋夫

掲載ページなど:60ページ

発行元:博文館