さくさんカルシウム【酢酸―】
読者カード 用例 2017年10月21日 公開
用例: | 先ツ之ニ石炭ヲ加フレハ醋酸ハ「カルシウム」ト化合シ醋酸「カルシウム」ヲ生シ「アルコール」中ヨリ分離スルカ故ニ再ヒ之ヲ蒸溜スレハ殆ト純粋ノ「アルコール」ヲ得ヘシト雖トモ |
---|---|
『中等教育 有機化学』 1891年4月29日 鳥居烋夫 | |
語釈: | 〔名〕(カルシウムはオランダ・英 calcium)カルシウムの酢酸塩。化学式はCa(CH3COO)2 無色の結晶。水酸化カルシウムに酢酸を作用させてつくる。他に二水塩、無水塩がある。医薬品、アセトン、酢酸塩などの製造、織物の捺染(なっせん)剤などに用いられる。酢酸石灰。酢石。 |
コメント:遡ります
編集部:2007年9月2日付けで、末広鉄男さんに、 佐久間哲三郎『商品科学事典』(1950)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、59年さかのぼることになります。
著書・作品名:中等教育 有機化学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1891年4月29日
著者・作者:鳥居烋夫
掲載ページなど:60ページ
発行元:博文館