日国友の会



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さとうだいこん【砂糖大根】

読者カード 用例 2017年11月11日 公開

2016年05月14日 古書人さん投稿

用例:現今此多量ヲ製スルニハ砂糖大根ヲ用テ砂糖ヲ製シ因テ生スル所ノ廃物ヲ以テ其材料トス
『中等教育 有機化学』 1891年4月29日 鳥居烋夫
語釈:〔名〕アカザ科の二年草でフダンソウの変種。地中海沿岸原産で、わが国へは明治五年(一八七二)ごろ渡来し、主に北海道で栽培されている。高さ〇・六~一メートル。根はいちじるしく紡錘形に肥厚し、径一〇センチメートル、長さ三〇センチメートルぐらいになる。葉は群がって生え、長卵形で縁は波状。夏、梢上に黄緑色の細かい花を密集した円錐形の花穂をつける。根から甜菜(てんさい)糖を製造。また食用、家畜の飼料にもなる。さとうぢさ。てんさい。ビート。学名はBeta vulgaris var. vulgaris 《季・秋》

コメント:遡ります

編集部:2009年4月28日付けで、郁文舍編輯所『理科辞典』(1904)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、13年さかのぼることになります。

著書・作品名:中等教育 有機化学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1891年4月29日

著者・作者:鳥居烋夫

掲載ページなど:152ページ

発行元:博文館