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すいさんかバリウム【水酸化―】

読者カード 用例 2017年11月11日 公開

2016年05月18日 古書人さん投稿

用例:然ルニ金属水酸化物ニハ当二ノ塩基ト名ツケ水酸基群OH二個ヲ含ムモノ例之ハ水酸化「カルシウム」Ca(OH)2或ハ水酸化「バリウム」Ba(OH2)ノ如キモノアルカ如ク「アルコール」ニモ亦二個ノ水酸基群ヲ含ムモノアリ
『中等教育 有機化学』 1891年4月29日 鳥居烋夫
語釈:〔名〕(バリウムは英 barium)バリウムの水酸化物。化学式Ba(OH)2またはBa(OH)2・8H2O 無色、正方晶系結晶。潮解性で水に溶けやすい。有毒。水溶液は強アルカリ性を示し、バリタ水と呼ばれ、中和滴定のアルカリ標準液、二酸化炭素の定量などに用いられるほか、バリウム石満の製造、有機合成などにも用いられる。

コメント:僅かですが遡ります

編集部:2014年9月25日付けで、小山哉訳『衛生試験法』(1892)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼることになります。

著書・作品名:中等教育 有機化学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1891年4月29日

著者・作者:鳥居烋夫

掲載ページなど:203ページ

発行元:博文館