日国友の会



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ほかならず・ほかならない【外・他(ほか)ならず】

読者カード 用例 2016年09月20日 公開

2016年05月28日 monoさん投稿

用例:教は多き道ながら。悟は一つぞ胸の月。曇らじや三界唯一心の外ならじ。
『謡曲・輪蔵』 1541頃年 観世長俊
語釈:(1)それ以外のことではない。確かにそのことだ。

コメント:さかのぼります。他に「召し出すことほかならず.」という用例もありました。(「仮名手本忠臣蔵」第一・鶴岡の饗応~『浄瑠璃集(新編日本古典文学全集77)』小学館、2002年、15ページ)

編集部:第2版では、織田純一郎訳『花柳春話』(1878-89)からの例が早いのですが、中世から使われている言い回しということになりますね。

著書・作品名:謡曲・輪蔵

媒体形式:その他

刊行年(月日):1541頃年

著者・作者:観世長俊

掲載ページなど:

発行元:半魚文庫の謡曲三百五十番