めをあわす【目を合わす】
読者カード 用例 2016年09月20日 公開
用例: | 五(さ)つき闇(やみ)ともしする夜は我もしか目(め)をあはせでも明(あ)かしつる哉(夏十五首、照射、基俊、427) |
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『堀河百首』 1105-06頃年 | |
語釈: | (2)視線を合わせる。出会う。また、目と目を見交わす。目で合図する。 |
コメント:語釈2がメインで語釈1を掛けていますが、さかのぼります。脚注は以下のとおり。「目をあはせでも」-鹿が目をあわさないことに、まぶたを閉じずにいたことを掛ける。
編集部:第2版では、『玉葉』治承四年〔1180〕一一月五日の記事から引かれた例が早いのですが、さらに、74年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:堀河百首
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1105-06頃年
著者・作者:
掲載ページなど:82ページ〔『和歌文学大系15 堀河院百首和歌』、2002〕
発行元:明治書院