もえわたる【燃渡】
読者カード 用例 2016年09月28日 公開
用例: | 夏草のしげき思ひは蚊遣火のしたにのみこそ燃えわたりけれ(五・皇太夫人班子女王歌合、十巻本、52) |
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『班子女王歌合』 893頃年 | |
語釈: | 〔自ラ四〕絶えず火が燃え続ける。また、あたり一面に燃えひろがる。転じて、心の中の苦しみが絶えず続く。 |
コメント:少々さかのぼります。
編集部:第2版では、『躬恒集』(924頃)からの例が早いのですが、さらに、31年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:班子女王歌合
媒体形式:単行本
刊行年(月日):893頃年
著者・作者:
掲載ページなど:38ページ〔萩谷朴『平安朝歌合大成 増補新訂 第一巻』、1995〕
発行元:同朋舎出版