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さいらく【灑落】

読者カード 用例 2016年10月24日 公開

2016年06月03日 探語老さん投稿

用例:灑落なる面白き僧あり。
『西遊草』 1855年 清河八郎
語釈:〔名〕(形動ナリ・タリ)(2)さっぱりしていて物にこだわらないこと。また、そのさま。しゃらく。

コメント:岩波文庫では「しゃらく」と振り仮名。「さいらく」かもしれない。日国「さいらく」2の意味。

編集部:第2版では、「しゃ」は「灑」の慣用音なので、「しゃらく」は確例のみ添えてあります。原ルビでなければ正音で読むと判断して「さいらく」の例だとすれば、服部誠一『東京新繁昌記』(1874-76)よりもさらに21年さかのぼることになります。

著書・作品名:西遊草

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1855年

著者・作者:清河八郎

掲載ページなど:岩波文庫111ページ

発行元:岩波書店