コカイン
読者カード 用例 2017年11月22日 公開
用例: | 「コカイン」ハ椰子樹ノ葉中ニ之ヲ含メル塩基性化合物ニシテ其化学上ノ性質ノ如キニ至リテハ未タ之ヲ明ラカニスルコト能ハス |
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『中等教育 有機化学』 1891年4月29日 鳥居烋夫 | |
語釈: | 〔名〕(ドイツKokain 英cocaine)コカ葉の主成分で、アルカロイドの一つ。麻薬の一種。局所麻酔剤として用いられる。大脳皮質に対する興奮作用があり、発揚状態となる。連用すると耽溺性が表われるので麻薬とされる。散瞳剤として使用される。 |
コメント:遡ります
編集部:2008年1月13日付けで、遠藤外三郎・高阪駒三郎『維傑爾氏婦人科全書 巻之三』(1894)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、3年さかのぼることになります。
著書・作品名:中等教育 有機化学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1891年4月29日
著者・作者:鳥居烋夫
掲載ページなど:383ページ
発行元:博文館