だんぜん【断然】
読者カード 用例 2016年12月27日 公開
用例: | 母は元より断然の気性なれども |
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『西遊草』 1855年 清河八郎 | |
語釈: | 【一】〔形動タリ〕物事に対処したり意見を主張したりする時などに、態度をきっぱりとするさま。また、周囲の反対などをおしきってあえて行なうさま。決然。断乎。 |
コメント:
編集部:第2版では、『報徳記』(1856)からの例をご紹介いただいていますが、さらに1年さかのぼることになります。「断然」はタリ活用ですが「断然の」とあるので、語幹用法の例となりますね。
著書・作品名:西遊草
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1855年
著者・作者:清河八郎
掲載ページなど:岩波文庫45ページ
発行元:岩波書店