日国友の会



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なやもと【納屋元】

読者カード 用例 2017年01月31日 公開

2016年06月30日 探語老さん投稿

用例:漁船多く空しく帰り、またなや元に遣(つかわす)などといひて、さらに鮮鱗を求る事ならず。
『西遊草(岩波文庫)』 1855年 清河八郎
語釈:〔名〕江戸時代から明治以降にかけて、越後地方(新潟県)などで漁業経営の親方をいった。かれらは漁場占有利用権を独占していることも多く、村内で他の漁業者の営業を阻止する結果になって支障が多くなり、明治初年に柏崎県や新潟県からその廃止が布達された。

コメント:

編集部:第2版では、『新潟県布達第二百二十六号』‐明治七年(1874)七月からの例が添えられていますが、さらに、19年さかのぼることになります。

著書・作品名:西遊草(岩波文庫)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1855年

著者・作者:清河八郎

掲載ページなど:210ページ

発行元:岩波書店