なやもと【納屋元】
読者カード 用例 2017年01月31日 公開
用例: | 漁船多く空しく帰り、またなや元に遣(つかわす)などといひて、さらに鮮鱗を求る事ならず。 |
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『西遊草(岩波文庫)』 1855年 清河八郎 | |
語釈: | 〔名〕江戸時代から明治以降にかけて、越後地方(新潟県)などで漁業経営の親方をいった。かれらは漁場占有利用権を独占していることも多く、村内で他の漁業者の営業を阻止する結果になって支障が多くなり、明治初年に柏崎県や新潟県からその廃止が布達された。 |
コメント:
編集部:第2版では、『新潟県布達第二百二十六号』‐明治七年(1874)七月からの例が添えられていますが、さらに、19年さかのぼることになります。
著書・作品名:西遊草(岩波文庫)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1855年
著者・作者:清河八郎
掲載ページなど:210ページ
発行元:岩波書店