めいぶつ【名物】
読者カード 用例 2017年03月22日 公開
用例: | まり子駅にて名物のとろろ汁を以て食事をなすに、名物にてはめづらしきうまき事なりき。 |
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『西遊草(岩波文庫)』 1855年 清河八郎 | |
語釈: | 〔名〕(2)その土地特有の名高い産物。その地方の名産品。その土地と密接に結びついた名高い風物にもいう。 |
コメント:「名物にうまいものなし」という俗諺を証する例として面白い。
編集部:いい用例ですね。第2版では、中世以来の用例が添えられていますが、近世後期の例としても補えますね。
著書・作品名:西遊草(岩波文庫)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1855年
著者・作者:清河八郎
掲載ページなど:398ページ
発行元:岩波書店