日国友の会



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るいらんのあやうき【累卵の危うき】

読者カード 用例 2017年04月17日 公開

2016年08月01日 探語老さん投稿

用例:(足利氏は)累卵のあやうきに坐する如く、終信長の為に傾廃せらる。
『西遊草(岩波文庫)』 1855年 清河八郎
語釈:卵を積みあげたようにきわめて不安定で危険な状態。

コメント:

編集部:第2版では、『翰林葫蘆集』(1518頃)の例がはやいのですが、その後いきなり近代の例となっています。

著書・作品名:西遊草(岩波文庫)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1855年

著者・作者:清河八郎

掲載ページなど:290ページ

発行元:岩波書店