日国友の会



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かみならぬみ【かみ(神)ならぬ身(み)】

読者カード 用例 2017年04月05日 公開

2017年04月02日 monoさん投稿

用例: 高松殿のうへにきこえさせたまひけるにさふらはせ給ひけるほとにや かみならぬみは蓮葉のいける世にうきは独とおもほゆる哉 (巻第二百五十一・実方朝臣集)
『実方集』 998頃年
語釈:神でない、能力に限りのある、人間の身。至らない人間の身。凡夫の身。

コメント:さかのぼります。<br />他に「かつらきの-かみならぬみの-かなしさは-くるれはものを-おもひますかな(散木奇歌集・01003)」という和歌もありました(日文研の和歌データベースより)。

編集部:第2版では、『保元物語』(1220頃か)からの例が早いのですが、さらに、222年ほどさかのぼることになりますね。

著書・作品名:実方集

媒体形式:単行本

刊行年(月日):998頃年

著者・作者:

掲載ページなど:667ページ〔塙保己一編『群書類従・第十四輯(訂正三版)』、1993〕

発行元:続群書類従完成会