なさけをしる【なさけ(情)を知(し)る】
読者カード 用例 2017年05月02日 公開
用例: | いかでかは散らであれとも思ふべき暫しと慕ふなさけ知れ花 |
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『山家集』 12C後年 | |
語釈: | (1)人の情のこまやかさを知る。 |
コメント:少々さかのぼります。<br />「なさけしる人はいかにかながむらんあけゆく山の空のけしきを(千五百番歌合、2707)」という和歌もあります(「新編国歌大観5」1987年、角川書店、506ページ)。
編集部:第2版では、『拾遺愚草』(1216-33頃)からの例が早いのですが、さかのぼりますね。
著書・作品名:山家集
媒体形式:単行本
刊行年(月日):12C後年
著者・作者:
掲載ページなど:37ページ〔佐佐木信綱校訂『新訂 山家集(岩波文庫)』、1928〕
発行元:岩波書店