まてしばし【待暫】
読者カード 用例 2017年05月02日 公開
用例: | まてしばしあたりの松はみどりにて桜にのみや雪はふるべき<br />(116・林葉和歌集、120) |
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『林葉和歌集』 1178年 | |
語釈: | 【一】〔連語〕(2)みずから反省して、自分の行動をおさえる際にいう語。自分を抑制する語。 |
コメント:「桜木に雪が降っているのではない」という作者みずからの気づきなので、語釈2でさかのぼると思います。
編集部:第2版では、『保元物語』(1220頃か)からの例が早いのですが、さらに、42年さかのぼることになります。
著書・作品名:林葉和歌集
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1178年
著者・作者:
掲載ページなど:500ページ〔『新編国歌大観 第三巻 私家集編1 歌集』、1985〕
発行元:角川書店