じゃくれる【蛇―】
読者カード 項目 2017年07月21日 公開
用例: | 大きなる木の根じやくれて海道中 |
---|---|
『宇陀法師』 1702年 森川許六 | |
語釈: | 〔自ラ下一〕蛇のようにくねっている。 |
コメント:こう解釈する以外、意味が通りません。方言や民俗語彙にも見あたりませんでした。
編集部:語構成を「じゃ(蛇)ーくれる」と見た場合、「くれる」はどのような意味・はたらきを持っていると考えられるでしょうか。あるいは「しゃくれる」の濁音化の可能性は考えられないでしょうか。外にも例があるといいですね。
著書・作品名:宇陀法師
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1702年
著者・作者:森川許六
掲載ページなど:古典俳文学大系10 248頁
発行元:集英社