日国友の会



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いっぱつしょうぶ【一発勝負】

読者カード 用例 2017年09月01日 公開

2017年09月01日 江東遊民さん投稿

用例:下関戦争では流石の武士道国民に物も云はせなかった近代的軍隊も、〈略〉結局八百名の朝鮮虎手の旧式火繩銃にのされてしまった。虎は一発勝負だ。八百発のねらひ撃ちである。正規兵の代りに全朝鮮の虎猟師を駆集めたなぞは、楠正成そこのけの戦術家だった。
『黒船前後―撥陵遠征隊』 1933年 服部之総
語釈:〔名〕一回で勝敗、決着をつけること。

コメント:既投稿例よりも古い。

編集部:2016年1月30日付けで、古書人さんに、髙部義信『アメリカ新語辞典』(1978)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、45年さかのぼることになります。

著書・作品名:黒船前後―撥陵遠征隊

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1933年

著者・作者:服部之総

掲載ページなど:72ページ

発行元:大畑書店