日国友の会

あいのけっしょう【愛の結晶】

読者カード 用例 2017年11月11日 公開

2017年11月10日 江東遊民さん投稿

用例:この 二人の 上にも、 ふと 曇った 影が さした ことも あるには あったが、 それは 世間の 面白がりが、 待ちかまえていた 二人の 心の 溝ではなく、 愛の 結晶の 長男を 早世させた ことと、 明治卅三年頃の 相場の 不況に 失敗し、 二女を かかえて 洗い晒しの 浴衣一枚に なった ことだった。
『竹本綾之助』 1918年 長谷川時雨
語釈:愛情で結ばれた男女の間にできた子供。

コメント:2版の例よりも古い。年代は青空文庫の書誌データ(『婦人画報』4月号)による。

編集部:第2版では、大仏次郎『ブウランジェ将軍の悲劇』(1935ー36)からの例が添えられていますが、さらに、18年さかのぼることになります。

著書・作品名:竹本綾之助

媒体形式:その他

刊行年(月日):1918年

著者・作者:長谷川時雨

掲載ページなど:青空文庫〔岩波文庫『新編近代美人伝(上)』、1985〕

発行元:岩波書店