ハトロン
読者カード 用例 2018年01月27日 公開
用例: | 私は小鳥の死骸をハトロンの封筒に入れて、それを持つて保証人のうちを再び訪ねようとした。 |
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『うぐひす』 1930年 井伏鱒二 | |
語釈: | 〔名〕(オランダ patroon ドイツ Patrone から)(2)「ハトロンし(─紙)」に同じ。 |
コメント:さかのぼります。解題に1930年1月16日『報知新聞』に発表、
『なつかしき現実』(改造社1930年)に収録。底本には同書とあります。
編集部:2008年6月3日付けで、末広鉄男さんに、石坂洋次郎『麦死なず』(1936)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、6年さかのぼります。
著書・作品名:うぐひす
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1930年
著者・作者:井伏鱒二
掲載ページなど:540ページ〔『井伏鱒二全集 第一巻』、1996〕
発行元:筑摩書房