じどうしゃしん【自動写真】
読者カード 項目 2018年01月31日 公開
用例: | 銀座の自動写真の女は、私の写真が出来あがると、「とてもよくとれましたわ」と言つたが、その写真は四枚いづれも頑固に目をつむつた写真であつた。 |
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『自分をみる』 1930年 井伏鱒二 | |
語釈: | 〔名〕コインを入れて説明に従うだけで、自動的に証明写真を撮影してくれる機械。〔cf.Hatena Keyword〕 |
コメント:とりあえず。解題に1930年3月30日発行『読売新聞』に発表とあります。語釈は「チケツの女」とあるので当時はカメラマンがいないだけと考えられます。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:自分をみる
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1930年
著者・作者:井伏鱒二
掲載ページなど:525ページ〔『井伏鱒二全集 第二巻』、1997〕
発行元:筑摩書房