タイトル一覧

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33  将門記
(しょうもんき)
作者未詳
関東一円を征服して「新皇」と名乗った平将門の半生
承平天慶の乱(平将門の乱)を中心に描いた、独立した形の日本最初の軍記物。合戦を主題とした一個の文学作品とも言える。平将門が関東の同族と争った理由から筆をおこし、朝廷に反逆し、やがて敗死するまでの経緯を漢文体で詳細に記す。物語の最後には、冥界からの将門の消息も載せる。「まさかどき」とも読み、「将門合戦状」「将門合戦章」ともよばれた。
[平安時代(940年ごろ成立)][軍記]
《校注・訳者/注解》 柳瀬喜代志 矢代和夫 松林靖明
34  陸奥話記
(むつわき)
作者未詳
奥州・前九年の役の一部始終を描いた軍記物のはしり
平安時代後期の1051年から1062年にかけて奥州・陸奥(岩手県・青森県)で豪族・安倍頼時とその子貞任・宗任らが起こした反乱――前九年の役(奥州十二年合戦)の顛末を漢文体で描いた軍記物。反乱平定に派遣された陸奥守兼鎮守将軍の源頼義とその嫡男・義家が、安倍氏を攻め滅ぼすまでを描く。『将門記』とともに軍記文学のはしりで、「陸奥物語」「奥州合戦記」ともよばれた。
[平安時代(1162年ごろ成立)][軍記]
《校注・訳者/注解》 柳瀬喜代志 矢代和夫 松林靖明
35  保元物語
(ほうげんものがたり)
作者未詳
保元の乱の悲劇のヒーロー、強弓・鎮西八郎為朝の活躍が光る
保元元年(1156)に京都で起きた保元の乱を題材に、和漢混交文で書かれた全3巻の軍記物。皇位継承権問題をきっかけに、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、崇徳側には藤原頼長、源為義、平忠正らが、後白河側には源義朝(よしとも)・平清盛らがつき、親子・兄弟が敵味方に分かれて闘った。敗軍・崇徳側の源為朝(ためとも)の活躍や、敗者の悲劇が克明に描かれる。琵琶法師たちによって流布した。
[鎌倉時代(1219~22年ごろ成立)][軍記]
《校注・訳者/注解》 信太 周 犬井善壽
36  平治物語
(へいじものがたり)
作者未詳
義経の母・常葉(ときわ)の悲しい運命も描かれる
勢力を拡大していた平清盛に対し、源義朝(よしとも)らが挙兵。清盛側が勝利し、源氏は衰退、平氏政権が興る――。保元の乱の3年後に京都で起きた内乱、平治の乱だ。この乱での源平の戦闘を中心に、和漢混交文で描く軍記物。琵琶法師たちによって語られた。「保元物語」「平家物語」「承久記」とあわせ、「四部合戦状」(四部之合戦書)とも称される。作者、成立年ともに未詳。
[鎌倉時代初期~中期][軍記]
《校注・訳者/注解》 信太 周 犬井善壽
46  平家物語
(へいけものがたり)
作者未詳
平清盛を中心とした平家一門の栄枯盛衰を描く軍記物語
〈祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響あり……〉の書き出しで始まる、全12巻の軍記物語。1180~1184年に展開された源平合戦の描写を軸に、平清盛を中心とした平家一門の興亡を、仏教的無常観に基づき叙事詩的に記す。平曲として琵琶法師によって語られた。信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)作との説があるも、作者、成立年ともに未詳。
[鎌倉時代(13世紀前半ごろ成立)][軍記]
《校注・訳者/注解》 市古貞次
54  曾我物語
(そがものがたり)
作者未詳
幼くして父を殺された曾我兄弟の悲しい仇討ちの物語
曾我祐成(すけなり、幼名・一万)と曾我時致(ときむね、幼名・箱王)の兄弟が、源頼朝による富士の巻狩りの際に父親の仇・工藤祐経(すけつね)を討った実際の仇討ち事件を元にする、一大軍記物語。物語では、曾我兄弟の生い立ちから、仇討ちまでの18年間の苦難、兄弟が倒れてからの母の悲しみが描かれる。後世の曾我物の題材となった。曾我物語の発祥をめぐる民俗学的研究も盛ん。
[鎌倉末期~南北朝時代][軍記]
《校注・訳者/注解》 梶原正昭 大津雄一 野中哲照
55  太平記
(たいへいき)
作者未詳
鎌倉末期から南北朝時代の約50年間の動乱を描いた軍記物語
鎌倉末期、後醍醐天皇の鎌倉幕府倒幕計画から南北朝中期(足利義満の時代)までの約50年間の争乱を、和漢混交文でいきいきと描いた、全40巻の軍記物語。軍記物最大の長編。政治や社会に対する批判も縦横に描かれる。謡曲、浄瑠璃、草双紙類などのちの作品にも影響を与えた。成立には、僧の玄慧(げんね)や恵鎮(えちん)が関わったとされ、小島法師の作とも伝えられるが未詳。
[南北朝時代(1368~75年ごろ成立)][軍記]
《校注・訳者/注解》 長谷川 端
60  義経記
(ぎけいき)
作者未詳
日本歴史上最大の悲劇のヒーロー、九郎判官義経の一代記
源義朝(よしとも)の末子として鞍馬(くらま)寺に預けられた源義経(幼名・牛若)の成長から、弁慶の物語、吉野潜行、奥州落ち、奥州平泉での衣川合戦まで、九郎判官(くろうほうがん)義経の悲劇的な生涯を、伝説や逸話を交えて語る。全8巻の軍記物語。「判官物語」、「義経物語」、「牛若物語」、「よしつね記」ともよばれる。成立年、作者ともに未詳。
[室町時代前期~中期][軍記]
《校注・訳者/注解》 梶原正昭
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