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オランダの画家。ライデンに生まれ、同地に没した。ホーイイエンの弟子とされるが、同時にオスターデやハルスの影響も受けたと推定される。1648年ライデンの画家組合に登録され、以後ハーグ、デルフト、ハーレムで制作活動を続けてさまざまな流派の技法を巧みに消化し、1670年ごろライデンに定住した。庶民の生活や風習に取材した風俗画家で、集団の描写に優れ、人間心理を集団のなかできめ細かく描いている。非常な多作家で、現存作品は約800点あり、『聖ニコラウスの祭り』(アムステルダム国立美術館)はその代表作。