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  10. 燧ヶ岳
日本歴史地名大系

日本歴史地名大系
燧ヶ岳
ひうちがたけ

福島県の南西端、群馬・新潟両県境近くにあり、東北地方では最高峰で円錐形火山。日光国立公園に属する。山頂部に径約八〇〇メートルの火口があり、火口壁には三角点(標高二三四六メートル)のある〓まないたぐらをはじめ、柴安〓しばやすぐら・シノブチ岳・あかナグレ岳などが並ぶ。火口中央には溶岩円頂丘の御池みいけ岳があり、頂上には噴気孔の凹地に湛水した池がある。山腹や山麓はブナ、ミズナラ、トドマツ、コメツガなどの原生林に覆われ、山頂部は珍しい高山植物も豊富で眺望にも優れる。火山活動の記録はないが、燧ヶ岳の火山活動による溶岩で堰止められてできたといわれる尾瀬沼が南東にあり、南西には尾瀬ヶ原の湿原が広がる。寛文五年(一六六五)の伊南郷村々改帳(馬場家文書)の檜枝岐村の項に「燧カ嶽」とみえ、「自〓山半腹〓〓頂ニ巌石ニ而草木不〓長」とある。燧嶽信仰の起源と沿革は不明であるが、同書の同村社の項に「駒カ嶽明神 燧カ嶽明神 両社共ニ村〓ママ十間ニ在」と記され、現在も二社がある。頂上の石祠燧大権現は、明治二二年(一八八九)に尾瀬の開発者平野長蔵が鎮守燧嶽神社に参籠のあと建立したものである。燧大権現は燧ヶ岳の山霊を祀ったもので、昔山人が寒さに困っていたとき白髪の老人が赤い石を授けて火の出ることを教えたという。この石を燧石というようになり、その白髪の老人を神として燧ヶ岳に祀ったという(檜枝岐村史)浜野はまの(現伊南村)でも燧嶽明神を祀っている(前掲村々改帳)

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検索コンテンツ
1. 燧ヶ岳
世界大百科事典
ズナラ,トドマツ,コメツガなどの原生林におおわれ,山頂部は高山植物が豊富で眺望にもすぐれる。燧ヶ岳南西方には尾瀬ヶ原が広がり,東南方には尾瀬沼がある。水野 裕 ...
2. ひうちがたけ【燧ヶ岳】福島県:南会津郡/檜枝岐村
日本歴史地名大系
燧大権現は燧ヶ岳の山霊を祀ったもので、昔山人が寒さに困っていたとき白髪の老人が赤い石を授けて火の出ることを教えたという。この石を燧石というようになり、その白髪の ...
3. ひうち‐が‐だけ【燧ケ岳】
日本国語大辞典
福島県の南西端にある火山。俎〓(まないたぐら=二三四六メートル)・柴安 ...
4. 燧ヶ岳画像
日本大百科全書
り、そのほぼ中央に円錐(えんすい)形の中央火口丘御池(みいけ)岳がある。尾瀬沼や尾瀬ヶ原は、燧ヶ岳の溶岩流が只見川(ただみがわ)上流をせき止めてつくったものであ ...
5. 尾瀬沼と燧ヶ岳[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
尾瀬(おぜ)国立公園域。福島県南会津(みなみあいづ)郡檜枝岐(ひのえまた)村/群馬県利根(とね)郡片品(かたしな)村 ©公益財団法人福島県観光物産交流協会 ...
6. 尾瀬画像
日本大百科全書
秩父中・古生層を基盤に、それを貫く火成岩類からなっており、燧ヶ岳、至仏山などの火山が噴出して、複雑な地形をつくり、みごとな自然景観をなしている。 尾瀬沼は、燧ヶ ...
7. 尾瀬ヶ原画像
世界大百科事典
連続して堆積している泥炭層の最大の厚さは4.5m,その基底の年代は7000~7600年である。尾瀬ヶ原は燧ヶ岳の溶岩によって只見川河谷がせき止められてできた湖か ...
8. 尾瀬国立公園画像
日本大百科全書
およびその周辺の燧ヶ岳(ひうちがだけ)や至仏山(しぶつさん)などを含む山岳部で構成されている。尾瀬ヶ原および尾瀬沼を中心とした地域はラムサール条約登録湿地となっ ...
9. おぜぬま・おぜがはら【尾瀬沼・尾瀬ヶ原】福島県:南会津郡/檜枝岐村
日本歴史地名大系
一部は新潟県湯之谷村に及ぶ。景鶴山・大白沢山・日崎山(岳ヶ倉山)・至仏山・アヤメ平・檜高山・燧ヶ岳など標高二〇〇〇メートル内外の山々に囲まれた盆地で、ここに尾瀬 ...
10. おぜぬま・おぜがはら【尾瀬沼・尾瀬ヶ原】群馬県:利根郡/片品村
日本歴史地名大系
一部は新潟県北魚沼郡湯之谷村に及ぶ。景鶴山・大白沢山・日崎山(岳ヶ倉山)・至仏山・アヤメ平・檜高山・燧ヶ岳など標高二〇〇〇メートル内外の山々に囲まれた盆地で、こ ...
11. かたしなむら【片品村】群馬県:利根郡
日本歴史地名大系
湯之谷村との境には大白沢山(一九四二メートル)・景鶴山(二〇〇四メートル)、檜枝岐村との境には燧ヶ岳(二三四六メートル。頂上は檜枝岐村)・檜高山(一九三二・二メ ...
12. 活火山
日本大百科全書
霧島山(宮崎・鹿児島)など。(3)ランクC 大雪(たいせつ)山(北海道)、八甲田山(青森)、燧ヶ岳(ひうちがだけ)(福島)、赤城山(群馬)、乗鞍岳(長野・岐阜) ...
13. こまがたけ【駒ヶ岳】福島県:南会津郡/檜枝岐村
日本歴史地名大系
燧ヶ岳の北東方にそびえ、檜枝岐村のほぼ中央部に位置する。標高二一三二・四メートル。東側を檜枝岐川が北東流し、川沿いに集落がある。山頂付近に池塘があり高山植物が多 ...
14. 至仏山画像
日本大百科全書
山体の上部は蛇紋岩(じゃもんがん)からなり、山頂部の西側は険阻な絶壁状であるが、東側は普通の斜面である。燧ヶ岳(ひうちがだけ)と並び尾瀬の美しい山の双璧(そうへ ...
15. 至仏山
世界大百科事典
なかみ町と片品村の境にある火山。標高2228m。日光国立公園の尾瀬ヶ原南西端に位置し,北東の燧ヶ岳(ひうちがたけ)と相対する。山頂部の西側は急崖,東側は比較的緩 ...
16. 白根山(日光)画像
日本大百科全書
金精(こんせい)峠、菅沼などから登山路が通じるが、いずれも健脚向きである。頂上付近は岩石帯であり、菅沼、燧ヶ岳(ひうちがだけ)、日光連山、富士山が見渡される。日 ...
17. 白根山
世界大百科事典
避難小屋付近の奥白根平周辺も高山植物が豊富である。頂上付近は岩石帯となっており,山頂からは尾瀬の燧ヶ岳(ひうちがたけ),男体山をはじめとする日光連山,遠く富士山 ...
18. ただみがわ【只見川】福島県:総論
日本歴史地名大系
只見川流域には広い平地はなく、大部分が越後山脈や一部帝釈山脈に属するところで、南端には東北地方で最高の燧ヶ岳(二三五六メートル)がある。支流の伊南川流域には駒ヶ ...
19. 鳥海山画像
日本大百科全書
山。標高2236メートル(新山(しんざん)頂上)。山頂部は山形県に属す。鳥海火山帯の主峰で、燧ヶ岳(ひうちがだけ)(2356メートル)に次ぐ東北地方第二の高山。 ...
20. 日光国立公園画像
日本大百科全書
なお、2007年に尾瀬国立公園として分割した尾瀬地区は只見(ただみ)川上流の水源地に位置し、燧ヶ岳(ひうちがだけ)を映す尾瀬沼、その西に尾瀬ヶ原があってミズバシ ...
21. 日本の活火山
日本大百科全書
あることに留意)八幡平(岩手県・秋田県)鳴子(宮城県)肘折(山形県)沼沢(沼沢湖)(福島県)燧ヶ岳(福島県)高原山(栃木県)男体山(栃木県)※噴火予報(活火山で ...
22. 日本の国立公園
日本大百科全書
)〔特徴〕日本最大の山岳湿原である尾瀬ヶ原と尾瀬沼を中心として、それを取り囲むように位置する燧ヶ岳(ひうちがだけ)(2356メートル)、至仏山(しぶつさん)(2 ...
23. 檜枝岐(村)画像
日本大百科全書
国道352号が通じる。只見(ただみ)川上流およびその支流伊南(いな)川の上流檜枝岐川流域を占め、燧ヶ岳(ひうちがだけ)(2356メートル)、駒ヶ岳(こまがたけ) ...
24. 檜枝岐[村]
世界大百科事典
福島県南西端,南会津郡の村。人口636(2010)。栃木,群馬,新潟の3県に接する。東北地方第1の高峰燧ヶ岳(ひうちがたけ)(2356m)をはじめ,駒ヶ岳(会津 ...
25. ひのえまたむら【檜枝岐村】福島県:南会津郡
日本歴史地名大系
東は伊南村・舘岩村、南は栃木県塩谷郡栗山村・群馬県利根郡片品村、西は新潟県北魚沼郡湯之谷村。東北地方の最高峰燧ヶ岳(二三四六メートル)をはじめ、駒ヶ岳(二一三二 ...
26. ひのえまたむら【檜枝岐村】福島県:南会津郡/檜枝岐村
日本歴史地名大系
見通・滝沢・下ノ原・居平・切払・上ノ原・下ノ台・上ノ台・上河原・左通・大根卸・入畑・駒ヶ岳・燧ヶ岳・黒岩山・帝釈山 伊南川の源流檜枝岐川が北流し、同川に沿って沼 ...
27. 福島(県)画像
日本大百科全書
越後山脈は県内最高峰の燧ヶ岳(ひうちがだけ)(2356メートル)を含む。越後山脈の一部と田子倉(たごくら)湖周辺は越後三山(さんざん)只見(ただみ)国定公園域に ...
28. もちひとおう【以仁王】
日本架空伝承人名事典
塚)の跡地という。その後、一行は奥会津の檜枝岐(ひのえまた)に向かうが、途中で参河少将光明が燧ヶ岳(ひうちがだけ)の麓の沢の側で亡くなった。そこで高倉宮は再び筆 ...
「燧ヶ岳」の情報だけではなく、「燧ヶ岳」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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富士山(日本大百科全書(ニッポニカ))
山梨・静岡両県にまたがる、玄武岩を主とする成層・円錐火山。かつての富士火山帯の主峰であるが、全国最高の標高(3776メートル)と美しい容姿のために、古来、日本の象徴として仰がれ、親しまれ、海外にもよく知られる活火山。その傾斜は山頂部で32~35度
槍ヶ岳(改訂新版・世界大百科事典)
飛驒山脈南部,長野県松本市,大町市,岐阜県高山市の境界に位置する山。標高3180mは日本第4位の高さである。山頂付近は槍の穂先のように鋭い尖峰を呈し大槍と呼ばれ,その北西斜面には小槍,孫槍,曾孫槍などの尖峰が付随する。山頂からは東鎌尾根,西鎌尾根,槍・穂高稜線,北鎌尾根の
御嶽山(日本大百科全書(ニッポニカ))
長野・岐阜県境にそびえる複式の成層火山。木曽御嶽ともいう。中央火口丘の剣ヶ峰(けんがみね)が最高峰で標高3067メートル。外輪山(摩利支天山、継母岳)、寄生火山(継子岳、三笠山)、噴火口跡(一ノ池~五ノ池)などが南北に連なり、これらを総称して御嶽山とよぶ。頂上周辺の一ノ池
おお‐やま[おほ‥] 【大山】(日本国語大辞典)
(1)大きな山。また、山の美称。*万葉集〔8C後〕一二・三一五三「み雪ふる越の大山(おほやま)行きすぎていづれの日にか我が里を見む〈作者未詳〉」
しら‐やま 【白山】(日本国語大辞典)
〔一〕石川・岐阜県境にある白山(はくさん)の古称。*古今和歌集〔905〜914〕羇旅・四一四「きえはつる時しなければこしぢなるしら山のなは雪にぞありける〈凡河内躬恒〉」
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「燧ヶ岳」は自然に関連のある記事です。
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ソメイヨシノ(日本大百科全書・日本国語大辞典)
バラ科(APG分類:バラ科)の落葉高木。オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、明治初年に東京・染井(現在の豊島(としま)区巣鴨(すがも)付近)の植木屋から売り出されたサクラである。初めはヨシノザクラとよんでいたが、奈良県吉野山のヤマザクラと混同されやすいので
鹿島槍ヶ岳(日本歴史地名大系)
後立山連峰のほぼ中央、立山町・宇奈月(うなづき)町・長野県大町市の境界にそびえ、角閃石岩や輝石安山岩からなる。標高二八八九・七メートル。南槍・北槍の両峰が並び立ち、両峰間の吊(つり)尾根も美しい双耳峰で、しかも多くの岩場を有する
五龍岳(日本歴史地名大系)
後立山連峰のほぼ中央部、宇奈月(うなづき)町と長野県大町市との境界にそびえ立つ雄峻な岩山。標高二八一四・一メートル。五竜とも記される。割菱状の岩壁が山体の東面を構成しているので割菱(わりびし)ノ頭(あたま)とよばれたが
白馬岳(日本歴史地名大系)
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天城山(日本歴史地名大系)
伊豆半島中央の東部を占める火山。万三郎(まんざぶろう)岳(一四〇五・六メートル)を主峰とする連山で、古くは狩野(かの)山と称したとされるが、天城山は狩野山を含む呼称で、狩野山は現天城湯(あまぎゆ)ヶ島(しま)町と中伊豆町の境の嵩田(たけだ)山(竹田山)付近
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