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  11. 佐陀神能
世界大百科事典

改訂新版 世界大百科事典
佐陀神能
さだしんのう

民俗芸能。島根県松江市佐陀の佐太神社に伝承される神能。9月24,25日に行われ,24日の御座(茣蓙)替神事の夜には七座の神事が,25日の例祭には御座替神事を奉祝して,七座の神事《式三番》神能がいずれも境内の神楽殿で演じられる。御座替神事は神々が座る御座を替える神事で,古くは佐太神社の触下(ふれした)3郡半(秋鹿(あいか),島根,楯縫の3郡と意宇(おう)郡の半分)の神職がことごとく集まって行ったという。七座とは7番の神楽のことで《剣舞》《散供》《御座》《勧請》《清目》《八乙女》《手草》の7番が,採物(とりもの)に特色のある直面(ひためん)の神事舞として演じられる。神能は神話や神社の縁起を能風に仕組んだ面形の舞で,《大社》《真切孁(まきりめ)》《厳島》《恵比須》《八幡》《岩戸》《日本武》《三韓》《八重垣》《荒神》《住吉》《武甕槌(たけみかづち)》の12番から成る。現在は《厳島》《荒神》《住吉》と,七座の《八乙女》が欠落する。神能は近世初期に修験系の神楽能の伝承を,大成後の能の様式を範として神道流に整え直したもので,そのおりに能の《式三番》を加えた。現在は七座の神事を含めて佐陀神能と呼んでいる。囃子は七座が大太鼓(宮太鼓),締太鼓,笛,銅拍子。神能はそれに大鼓,小鼓を加えるが太鼓は用いない。近世を通じて中国地方の神楽に影響を与えたが,直接的には出雲地方に同系統の神楽が残る。国指定重要無形民俗文化財。
[山路 興造]

[索引語]
佐太神社 七座の神事 御座替神事
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検索コンテンツ
1. 佐陀神能[百科マルチメディア]画像
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5. あいかぐん【秋鹿郡】島根県:出雲国
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6. 出雲神楽画像
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8. 神楽画像
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9. 鹿島(島根県)画像
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12. さだじんじゃ【佐太神社】
国史大辞典
領二百石を寄進保護した。本殿は三棟が並列し、いずれも大社造りであるが多少の異同がある。伝来の佐陀神能は国の無形文化財。本社所蔵の彩絵檜扇・色々威胴丸兜などはいず ...
13. さだじんじゃ【佐太神社】島根県:八束郡/鹿島町/佐陀宮内村
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おもなものに管粥祭・直会祭・御座易祭、神在祭(御忌祭)、田植祭などがある。うち御座易祭で奉納される佐陀神能(国指定重要無形民俗文化財)は、近年各地で舞われる里神 ...
14. 里神楽
世界大百科事典
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15. 島根(県)画像
日本大百科全書
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16. 十二座神楽
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17. 神事舞
世界大百科事典
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18. 世界遺産
日本大百科全書
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19. 採物
世界大百科事典
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20. 那智の田楽[イミダス編 文化・スポーツ]
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楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎をはじめ京都祇園祭の山鉾行事、沖縄県の組踊(くみおどり)、島根県の佐陀神能などに続き、21件目。イミダス編2012.12  ...
21. はたやむら【幡屋村】島根県:大原郡/大東町
日本歴史地名大系
安置す」と記す。「大原郡寺院明細帳」には貞享三年(一六八六)に鉄柱が再興したとある。大原神職神楽は佐陀神能の影響を受け七座・式三番・神能の三部によって構成される ...
22. 松江(市)画像
日本大百科全書
に一度行われる船神事のホウランエンヤや、江戸時代に始まるといわれる鼕(どう)行列、佐太神社の佐陀神能(重要無形民俗文化財)、美保神社の青柴垣神事や諸手船(もろた ...
23. 民俗芸能
世界大百科事典
能風に演出してみせる仮面舞劇が広く行われるようになり,神招ぎの採物舞はその導き役程度に後退した(佐陀神能)。神楽にはまた湯立(ゆたて)を中心とした湯立神楽がある ...
24. 無形文化遺産
日本大百科全書
舞踊【2010年】組踊(くみおどり)結城紬(ゆうきつむぎ)【2011年】壬生(みぶ)の花田植佐陀神能(さだしんのう)【2012年】那智(なち)の田楽(でんがく) ...
25. 無形文化遺産[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
組踊、結城紬などの重要無形文化財が8件、京都祇園祭の山鉾行事、アイヌ古式舞踊、壬生の花田植、佐陀神能などの重要無形民俗文化財が12件、計20件が登録されている。 ...
「佐陀神能」の情報だけではなく、「佐陀神能」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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題目立(日本大百科全書)
民俗芸能。奈良市上深川(かみふかわ)町(旧、山辺(やまべ)郡都祁(つげ)村上深川)の八柱(やはしら)神社および奈良市丹生(にう)町の丹生神社など奈良地方で行われていた中世芸能。今日では上深川だけに残っており、八柱神社の10月12日の秋祭に行われる
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相馬野馬追(世界大百科事典)
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