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  11. 山王祭
国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典

国史大辞典
山王祭
さんのうまつり
江戸の山王権現(現日枝神社)の祭礼で、天下祭ともいわれ、江戸三大祭の随一。近江の日吉山王社の祭礼は歴史上は「日吉祭」とよばれた。江戸の山王社は南北朝時代にはすでに存在したが、その祭礼は江戸開府とともに活気づいたのである。はじめは竹橋辺から小船町(こぶなちょう)までの船渡御(ふなとぎょ)であったが、やがて練り物に意匠を凝らすようになり、寛永十二年(一六三五)から将軍の上覧に供することが、承応元年(一六五二)からは祭礼番付を定めておくことが始まり、天和元年(一六八一)から神田明神祭礼と隔年に行うこととなった。すなわち子・寅・辰・午・申・戌の六月十五日に本祭、翌年は蔭祭(かげまつり)と定められた。元禄八年(一六九五)の祭礼番付には一番大伝馬町から三百八十六人、二番南伝馬町から四百六十人、三番麹町から十三町分、以下四十六番に及ぶ膨大な人数と分担が示されている。享保十五年(一七三〇)から、武家方から奨励としての「御雇祭(おやといまつり)」、同じころから町人有志の進んで負担する「付祭(つけまつり)」が加わり、芸能や曲芸の妍を競った。寛政四年(一七九二)に付祭を三組と制限されたが、まもなくぶり返し、文政ごろの規模では、評判高い花車(だし)その他で四十五番が編成される上、華麗な付祭が続々とつづいた。文化五年(一八〇八)には年番にあたった日本橋一・二丁目の負担は八千八百両に上ると噂された。天保十四年(一八四三)には厳しい制限を加えられ、やがて幕末文久二年(一八六二)には将軍上覧も止み、明治維新後は日枝神社大祭に移行して行った。→江戸三大祭(えどさんだいまつり)
[参考文献]
安藤直方『天下祭』(『東京市史外篇』四)
(萩原 竜夫)


日本大百科全書(ニッポニカ)
山王祭
さんのうまつり

東京都千代田区永田町に鎮座する日枝(ひえ)神社の祭礼をいう。近江(おうみ)(滋賀県大津市坂本)の日吉(ひえ)大社を勧請(かんじょう)した多くの神社は一般に日吉ないし日枝と称するが、中世から近世まで日吉山王社とか山王権現(ごんげん)とも称されたので、その祭礼も山王祭とよばれた。もと江戸城内紅葉山(もみじやま)に鎮座していたため、家康以来徳川将軍家代々の産土神(うぶすながみ)とされ、また江戸城下町西半部の総鎮守(ちんじゅ)でもあった。同じくその東半部の総鎮守、神田(かんだ)明神(現、神田神社)の神田祭とともに将軍上覧の栄誉を誇って御用祭、天下祭とも称した。祭日は6月15日で、3基の本社神輿(みこし)が茅場町(かやばちょう)の御旅所(おたびしょ)へ神幸する形式だが、もとこれに供奉(ぐぶ)して江戸末期には60基を超えた山車(だし)・練物(ねりもの)も、たび重なる震災・戦災でほぼ消失し、現在では多数の町神輿主体の祭礼に変化している。なお1615年(元和1)以来、本祭を神田祭と隔年交代で執行し、神幸を出さぬ年の祭りを陰祭(かげまつり)という。
[薗田 稔]



改訂新版 世界大百科事典
山王祭
さんのうまつり

東京都千代田区にある日枝(ひえ)神社の祭礼。狭義にはとくにその神幸祭をいう。日枝神社は,文明年間(1469-87)に江戸城の地に勧請されたが,のち現在地に移ったものである。山王祭は,江戸時代には天下祭,御用祭とも別称され,神幸行列は江戸城内に練り込み,将軍の上覧に供したという。祭列には多数の山車(だし)が出,お囃子,踊り,練物,曳物などが加わって豪華な祭りであった。1681年(天和1)以後,神田明神の神田祭と隔年で行うことになった。山王祭は神田祭とともに江戸二大祭とされ,本祭も神田祭と隔年で,子寅辰午申戌の年に行われた。近年は交通事情も悪化し,2日にわたった神幸祭も例祭日の6月15日の前々日の1日となり,都心を一巡して神社へ帰る。
[宇野 正人]

[索引語]
日枝(ひえ)神社 天下祭 御用祭 江戸二大祭
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日本国語大辞典
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22. 秋山記行・夜職草 228ページ
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日本歴史地名大系
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日本歴史地名大系
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日本国語大辞典
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31. えどさんだいまつり【江戸三大祭】
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数えることもあったが、天下祭を言いかえたものとするのが妥当であろう。→神田祭(かんだまつり),→山王祭(さんのうまつり),→根津祭(ねづまつり) (萩原 竜夫) ...
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によって神輿が登城し、江戸城(将軍)と結び付けられた。山王祭(日枝神社)の山車が城内に入るのは二年後の元和元年のことである。神田祭が山王祭と同様の祭となるのは、 ...
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44. 大江山凱陣[イミダス編 文化・スポーツ]
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45. おおつし【大津市】滋賀県
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46. おがた-げっこう【尾形月耕】
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正員となった。大正9年10月1日死去。62歳。江戸出身。旧姓は鏡,田井。名は正之助。作品に「山王祭」など。 ...
47. おとも‐ぶね【御供船】
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49. お練り
世界大百科事典
,絵入番付ができるほどの人気で,北野天満宮神事における上七軒芸妓の練物も著名。江戸においても山王祭,神田祭に出された山車人形の趣向は,ただちに歌舞伎舞台で踊られ ...
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竜宮城の屋台や竜神の造り物などを描き込んだ風流絵巻が残る。また安政六年(一八五九)の雨乞では昼は「山王祭」、夜は〓船一八艘で「勢田大橋」の趣向 ...
「山王祭」の情報だけではなく、「山王祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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