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  11. 天津司舞
日本大百科全書

日本大百科全書(ニッポニカ)
天津司舞
てんづしまい

山梨県甲府市小瀬(こせ)町に伝わる人形芸。2メートルほどの竹の心串(しんぐし)の上部約1.3メートルが人形という杖頭傀儡(じょうとうかいらい)形のものを用いる。4月10日前の日曜日に行われる。人形を祀(まつ)る天津司神社を行列で出て諏訪(すわ)神社に着き、社殿前に設けられた御船とよばれる楕円(だえん)形の高幕舞台で人形を掲げながら遣う。人形は、一ノささら・二ノささら・一ノ太鼓・二ノ太鼓・一ノ笛・一ノ鼓・鹿島(かしま)・姫・鬼の九体からなる。一ノ笛と鼓と鹿島は一人遣いで、他は2~4人で遣うが、基本的には2人で操る棒遣い形式である。簓(ささら)、太鼓、笛、鼓など人形の持ち物、綾藺笠(あやいがさ)風の一文字笠、狩衣(かりぎぬ)・袴(はかま)の衣装からして明らかに田楽躍(でんがくおどり)人形で、鹿島は田楽の曲芸の刀玉を、姫と鬼が田楽の能を演じる。天津司の名称は手傀儡(てくぐつ)の転訛(てんか)音で、中世の人形芸を思わせるが、初発は不明。地元では、住吉十二神体が天降(あまくだ)り舞楽を舞ったのに始まり、名称は囃子(はやし)の擬音と称している。国指定の重要無形民俗文化財。
[西角井正大]



天津司舞[百科マルチメディア]
天津司舞[百科マルチメディア]

甲府市小瀬(こせ)町に伝わる伝統芸能。小瀬の里を開いたとされる神を模した9体の人形を天津司神社を(てんづしじんじゃ)から諏訪神社(すわじんじゃ)へ渡し、社殿前の高幕舞台で人形の舞が演じられる。毎年4月10日前の日曜日に行われる。国指定重要文化財 山梨県甲府市 ©やまなし観光推進機構
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1. 天津司舞画像
日本大百科全書
山梨県甲府市小瀬(こせ)町に伝わる人形芸。2メートルほどの竹の心串(しんぐし)の上部約1.3メートルが人形という杖頭傀儡(じょうとうかいらい)形のものを用いる。
2. 天津司舞[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
甲府市小瀬(こせ)町に伝わる伝統芸能。小瀬の里を開いたとされる神を模した9体の人形を天津司神社を(てんづしじんじゃ)から諏訪神社(すわじんじゃ)へ渡し、社殿前の
3. こせむら【小瀬村】山梨県:甲府市/旧山梨郡地区
日本歴史地名大系
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4. すずのみやすわじんじゃ【鈴宮諏訪神社】山梨県:甲府市/旧山梨郡地区/下鍛冶屋村
日本歴史地名大系
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5. 人形劇
日本大百科全書
幡宮に属する産所(さんじょ)(散所、算所)に住む祝詞(のりと)職であった。甲府(山梨県)の「天津司舞(てんづしまい)」、美濃(みの)(岐阜県)の「ひんここ人形」
6. 山梨(県)画像
日本大百科全書
えられたものといわれている。そのほか、4月に甲府市小瀬(こせ)町の諏訪(すわ)神社で行われる天津司舞(てんづしまい)(国指定重要無形民俗文化財)や大月市笹子(さ
「天津司舞」の情報だけではなく、「天津司舞」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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