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よき友とは

2012-05-29

5月も最終週。今日は東京、午後から大気不安定だぜぇ。帰るころ、雷雨になっちゃうかもしれないぜぇ。だからめちゃくちゃ晴れてんのに、大きな傘持ってブーツ履いてきたぜぇ。ワイルドだろ~。失礼しました!このごろよくわからないまま、スギちゃん言葉を使っている、かおるんです。

さて先日(しかも休日!)、どうしようもない腹痛&背中痛に朝から見舞われ、夕方になっても治まる気配もなく、区内の救急病院に出かけようと思いながらも、病院を探すパワーもなく、だけど救急車を呼ぶ状態でもあきらかになく、どうしよう、どうしよう、と考えあぐねていたとき……

そうだ、私の友達は医者だったんだ!ということに気づきました。(遅っ)

彼女は大学の同級生。一緒にアメフト版タッチフットボールのサークルを立ち上げた仲間です。英文科の学生でしたが、3年生のとき「お医者さんになる!」と一大決心をし、就職活動はせずに受験勉強をスタートさせました。一浪してから地元の医大にパスし、研修医となって東京へ。糖尿病を専門に選んでからは、東京にある大学院で研究していましたが、昨春から、私の家の近くにある大学病院で研究を続けながらも医者として働いています。昔っから意思の強い、ガッツのある女性です。

さて私の痛みの原因はなんとアニサキス(!)という寄生虫。救急外来でしたが、彼女の英断でCTをとってもらったおかげで、胃の異常な腫れ具合をみて消化器系へ回してもらい、翌朝無事に内視鏡でアニサキスを取り除いてもらうことができました。久しぶりの休日というのに、彼女も駆け付けてくれ、そばでずっと見守ってくれました。慣れない内視鏡では数々のみっともないシーンを見せることになったわけですが……とほほ。

学生のころ同様、顔を合わせると相変わらずバカ話ばっかりで、医者としての横顔などこれっぽっちも意識させない彼女。でも今回、凛とした白衣姿で、検査結果を説明し、的確な診断へと導いてくれた彼女に、思わず尊敬の念を抱いてしまいました。

兼好法師は『徒然草』の中で、よき友の一つに医師(くすし)をあげています。昔から知っていて、信頼感が人一倍ある間柄。友達という関係から一歩深めて、私の“心の主治医”として、次回からは接していきたいなと強く感じた、貴重な経験でした。アニサキスくん、ありがとう。

2012-05-29 written by かおるん
毎朝チェックしているNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」。今週から梅ちゃんもようやくインターンに! 目立たなかった梅子が、どんどん成長していく様子。これまた朝ドラフリークとしては、見逃せない作品となってます。