失われた20年、成長しつづける20年

梅雨の中休みが続く東京地方。暑いです!!　かおるんです(‘ jj ’)/昨夜、サッカー日本代表が、5大会連続でW杯出場を決めてくれました！今回はこの20年のサッカーW杯予選を、流行語、そして時の首相とともに、勝手に振り返っちゃいま～す！

Jリーグが始まったのはちょうど20年前の1993年。そしてこの年が、あの「ドーハの悲劇」なんですね。10月28日、日本代表はW杯アメリカ大会最終予選でカタールのドーハでイラクと対戦。リーグ首位だった日本は勝てば本大会に出場が決定。しかしなんと、ロスタイムで同点のゴールを決められ、得失点差で3位に転落、出場権を逃すことに。監督はオフト。三浦カズと中山ゴンの2トップのほか主力選手はラモス、柱谷。ちなみにこの年の新語・流行語大賞は「Jリーグ」。また8月には非自民の細川護煕連立内閣が誕生していました。

4年後の97年11月16日、マレーシアのジョホールバルで行なわれたフランス大会アジア第3代表決定戦。直前に加茂周が監督を更迭され、ヘッドコーチの岡田武史が監督に就任。試合は2－2で延長戦。ゴールデンゴール方式の後半13分、野人こと岡野雅行がゴールを決め、日本は悲願のW杯初出場決定（「ジョホールバルの歓喜」）。しかし翌年の本大会はキングカズがチームから外されるという驚きの展開。ヒデこと中田英寿が活躍しますが、グループリーグで敗退。ちなみに97年の流行語大賞は「失楽園（する）」。首相は自民党の橋本龍太郎さん。神戸では「酒鬼薔薇事件」が起きました。

2002年のW杯は日韓大会。開催国ということで2001年の予選は免除。監督はトルシエ。主力選手は中田、松田、宮本、稲本、中山。本大会で日本はベスト16、韓国はベスト4。ちなみに2001年の流行語大賞は「米百俵」「聖域なき改革」などで小泉純一郎首相が受賞。この年の9月11日、アメリカで同時多発テロが発生。

2005年のドイツ大会予選。日本は最終予選でイランに黒星を喫したものの、1位で出場権を獲得、6月8日に出場が決定。主力選手は中田に中村俊輔。監督はジーコ。本大会ではグループリーグ突破ならず。ヤットさんこと遠藤保仁選手はこの大会がW杯デビューでしたが、一人だけピッチに立てず。05年の流行語大賞は郵政選挙自民圧勝で「小泉劇場」。同じく大賞にホリエモンの「想定内（外）」。首相はもちろん、小泉さん。

そして2009年の南アフリカ大会予選。6月6日にウズベキスタンに勝ち、日本は予選突破第1号で本大会に出場決定。主力は本田、中澤、闘莉王、松井、長谷部、遠藤、長友。監督は病気療養のオシムに代わり2度目のW杯、岡ちゃん。本大会はベスト16入り。香川選手は本大会に出場できず。09年の流行語大賞は8月の衆院選で民主党が圧勝し「政権交代」。予選突破を決めた時点で首相は自民の麻生さん、9月から鳩山さんにスイッチ。

昨日、前回に引き続き予選突破第1号となった日本代表。本田をはじめ主力の顔ぶれは10年の南ア大会とそんなに変わらず。監督はザッケローニ。主将は長谷部誠。ちなみに首相は2度目の安倍晋三さん。

政治や世相をみると、“失われた20年”をひしひしと感じますが、日本サッカーはこの20年、失われることなく、成長し続けています。今年の有力新語・流行語大賞候補「じぇ！」や「今でしょ！」を、「アベノミクス」が破るためには、単純に経済の成長を求めるのではなく、失われたほんとうの政治や社会を取り戻すことではないでしょうか。ね、ね、安倍さんっ！