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先日、髪を切りに行くと、美容師さんが「かおるんさあ、なんかアメリカのドラマとかって見てる?」と聞いてきたので、「あ、そうそうつい最近めっちゃはまったのは『SHERLOCK(シャーロック)』っすねー」
ん? てか「アメリカのドラマ」って言ってるのに、なんでわざわざこの人は「イギリス」で返すんだ?と美容師さんは思ったに違いない。でも、ここぞとばかりに『SHERLOCK』のことを語りたかったんです。なにせかおるん、久々にコンプリートしている海外ドラマなもんですから。
『SHERLOCK』。知らない方がいらっしゃるかもしれないので、ジャパンナレッジで検索してみると……「デジタル大辞泉」にありました!
イギリス制作のテレビドラマ。原題は《Sherlock》。放映はBBC局(2010年~)。アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原作として、設定を現代のロンドンに置き換えた本格ミステリー。ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン主演。
シャーロック・ホームズ21世紀版。ぐげ! 2010年って何年前だ? あたしは、どんだけ遅れてんだよ!
人気シリーズ『SHERLOCK』シーズン4がこの7月に日本で解禁。その放送を前にBSで再放送をやり始めたところにたまたま出くわし、シーズン1の第1話ですっかりはまってしまい、レンタルやらCSのおかげで、2週間でコンプリート(ネットメディアを使えって感じですが)したってわけ。
『24』にしても、『Dr.HOUSE』にしても、コンプリートしたいしたいと思いながらも結局できてないのに、なぜ今回こんなにもスピーディーにできたかというと……まだ日本ではシーズン3までしか出回っていない。そして1シーズンはたったの3話しかない(『24』なんて、1シーズン24話の8シーズンって、はなっから追いつけない感バリバリなんですもん)。そのうえ放映時間90分というのも、2時間ドラマ好きなかおるんにとってとても親しみやすかったわけです。
さてBBCではシーズン1から3をそれぞれ2010年7月、12年1月、14年1月の隔年で放映。シーズン4は少々間が空いて、2017年1月の放映。2年も3年も平気で待たされるんだ! イギリスのドラマシリーズってのはこんなのがデフォルトなの?って思ったら、やっぱり特殊なんですって。
というのも、シャーロック役のベネディクトとワトソン役のマーティンがハリウッドだのなんだの、とにかくいろんなところにひっぱりだこで、時間の取られるテレビドラマにはなかなか出演できないからなんだそう。このドラマは2、3年おきの撮影だから、何とか続けられているんだとか。
さて『SHERLOCK』の舞台、イギリス。サッチャーに続く2人目の女性首相、メイ首相が昨年誕生。彼女が率いる保守党がぶっちぎりの圧勝かと予想されていた総選挙ではまさかの過半数割れ。また3月の国会議事堂前、5月のマンチェスターのコンサート会場、そして先日のロンドン橋など、今年に入ってテロ事件が3件も起こるなど、昨年のEU離脱決定から混乱がさらに続いています(日本もまったくひとのことは言えませんが)。
シーズン4のエピソード1を「The Six Thatchers(六つのサッチャー)」にしたのは、やはりメイ氏が首相になったからかな?と考えると……2、3年後にあるであろう、シーズン5はどんな設定になるんでしょうか?
……っていやいや、ちょっと待て。
シーズン4、まだ見てないって!