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これで私もおみくじガール!?

2019-01-11

みなさん、こんばんは。東京・神田神保町より、2019年一回目のジャパンナレッジNEWSをお届けします。本年もよろしくお願いいたします。かおるんです。

さてみなさん、初詣、行きましたか? おみくじは引きましたか?

どちらかというとネガティブ思考のかおるんは、おみくじが大の苦手。年の初めに凶なんて引こうものなら、今年は悪い年だ悪い年だ悪い年だ、と思い込んで一年中引きずってしまうかもな、なんて毎度おみくじの前で立ちすくみ、初詣に出かけてもおみくじはほぼスルーしてきました。

しかーし、一昨年、成蹊大学の平野多恵先生と出会って、考え方ががらりと変わりました。先生曰く、おみくじは神様(または仏様)からいただく有り難いメッセージ。吉とか凶とかよりも、そこに書かれている文言に目を向けることが大切なんだ、と。

ところでたいていのおみくじには和歌(もしくは漢詩)が書いてあるって、みなさんご存知ですよね? おみくじ苦手なかおるん、真っ先に吉とか凶とかが目に飛び込んでくるし、大吉や吉以外なら神社の木に括りつけて帰るしで、そういえばいつもうっすらとしか和歌を読んでいなかった。そう、この和歌こそがじつは神様からの有り難いメッセージなんです。

なぜ和歌が神様からのメッセージなのか? 神である素戔嗚尊(スサノオノミコト)が最初に和歌を詠んだとされることから、神様は和歌(託宣歌といいます)で心を伝えると考えられてきたそう。昔から人びとは、その和歌を読み解き神様のお告げを理解していたんです。

平野先生によると、まずはおみくじを引くとき、願い事を質問のかたちでイメージすることが大切。そして先生が考えた人生に活かすおみくじの読み方は①和歌を声に出して三回読む、②キーワードを見つけて、その意味を考える、③連想を広げて運気アップのカギを引き出す、この3つのステップを踏むこと。

また、おみくじは持ち帰って全然OK(やったーーー!)。奈良の東大寺二月堂のおみくじには「此みくじは保存して下さい。もし御不用なれば堂の裏に納めなさると祈念して焼きます。木の枝、道のほとりのものに括ると結ばれて永く思ひごとが叶ひません」と書いてあるんだとか。何度も読み返して、おみくじから自分の今後を考えることが大事なんですね。
(平野多恵著『神様の声をきく おみくじのヒミツ』より)

さて、かおるんの今年の初めてのおみくじは、地元京都の晴明神社で引いたもの。末吉という残念な結果で一瞬どよーんとしたものの、そこに書いてあった和歌は「冬ながら空より花のちりくるは 雲のあなたは春にやあるらん」。かおるんはキーワードを「春」と考えました。どうです? よさそうじゃありません?(どんなお願い事かって、それはご想像にお任せします)

これは『古今和歌集』にある清原深養父が詠んだ冬の歌。『新編 日本古典文学全集』で調べると「冬なのに空から花が降ってくるよ。そうすると、空の向こうはもう春なのであろうよ」という意味だそう。

和歌の隣には「悲嘆にうちしおれ希望もなく毎日を送っていては何の益もない。これを生のどん底と感じ、起死回生の機会をつかむこと。この気持が自信を生み自覚のある歩みを決定する」という解説が。いまはどん底(だったのか!)でも前向きに進めばきっといいことがある! 平成最後の初詣。神様から勇気100%、いただきましたっ!

成蹊大学平野ゼミ×ジャパンナレッジによるおみくじアプリ「開運☆せいめい歌占」はこちら! https://ssl.japanknowledge.jp/utaura/

2019-01-11 written by かおるん
さていつも気になる「待人」の項。「かなり遅く来たる」って書いてありましたって、いつやねん! 神様、本当に必ず来るなら年末でもいいです。首を長―くしてお待ちしておりまーーーす。