まだまだあった！　江戸の料理本

25日、ようやく緊急事態宣言の全国規模での全面解除が表明されました。
約1か月半におよぶ外食や旅行や友人と会うことさえできない普段と全く違う生活も、少しずつ元に戻っていけるのでしょうか。
個人的には満員電車での通勤ストレスがなくなった分、仕事の効率が上がった気がするテレワークは継続希望だったりします。
もちろん対面だからこそスムーズに仕事ができる面もありますが。

この長いようで短い自粛生活、やはり外食ができないのとお家時間が増えたことで以前より自炊に力を入れるようになりました。
平日も一日中自宅にいるので、コトコト鍋で長時間煮込む料理や今まで全く興味のなかったお菓子作りにも挑戦できます。
自炊力が上がったのは自粛生活の良かった点です。

ただ料理のレパートリーは増えたものの、豆腐だけは好きすぎていつも冷奴で薬味だけ変えるという芸の無さ。
ダイレクトに豆腐の味を楽しめる冷奴も美味しいのですが、もう少し面白い豆腐料理も作りたい。（実は写真の料理も、干豆腐（かんとうふ）を千切りにした豆腐料理なんです。）

そんな時、何気なくジャパンナレッジを見ていたら、「日本大百科全書（ニッポニカ）」に『豆腐百珍（とうふひゃくちん）』なる項目を見つけました。
以前このジャパンナレッジNEWSで、江戸時代に出版された『卵百珍』なる料理本を紹介したのですが、なんと豆腐バージョンもあったのです！

「内容は、豆腐料理を尋常品、通品（つうひん）、佳（か）品、奇（き）品、妙（みょう）品、絶（ぜっ）品の六等に分けて、正続とも100品ずつ製法を記述している。（ジャパンナレッジ「日本大百科全書（ニッポニカ）」）」

現代語に翻訳し注釈を加えたものも新書版として出版されているらしいので、さっそく入手してさらに料理の腕を上げたいです。